2018/12/27（木）UP
（最終更新：2018/12/27 12:08）

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RENAがフォトブックでお気に入りの1枚にあげた涙を流す写真「本当に自然に溢れた涙です」

　シュートボクシング世界女子フライ級王者で、格闘技イベント『RIZIN』にも参戦している美女格闘家RENA（27＝シーザージム）のファーストフォトブック『RE:NA』（集英社）が、12月23日（日）に発売された。

　今回のフォトブックのタイトル『RE:NA』は、「“RE”START」を切るという意味が込められている。RENAは12月31日（月）さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.14』で（サマンサ・ジャン＝フランソワと対戦）本格的なリスタートを切るわけだが、その前に話を聞いた。

　7月のRIZINで昨年大みそかのリベンジ戦に敗れ、RENAは無期限の休養期間に入った。

「シュートボクシングで10年間走り続けて、2015年に突然MMA（総合格闘技）にチャレンジすることになった時は、慌てながらも新しく覚えることばかりで凄くワクワクして充実感があったのですが、MMAでは全然まだまだ初心者の私なのに試合では実力以上の結果を求められることに戸惑いがあって、連勝がストップしたことでどこかホッとした自分がいたんです。

　その期間が濃かったせいか正直やり尽くしたかなという気持ちもあったり、とにかく一度完全に格闘技から離れたかったし、休みたかった。疲れちゃって、普通の女の子をしたいと思いました。本格的に引退を考えた時間もありましたけれど、とにかくまずは離れたかったのが一番です」と当時の心境を振り返るRENA。

　それから2カ月間、ほとんど運動らしい運動はせず、「ジムには2回くらい行きましたが、ダイエット程度にも動いてないです。顔を出したくらいで」という状態だったが、「結局どうするの？このまま辞めるの？　いつまで休むの？　って。そういうモヤモヤが2カ月も経つと募って来ました。そのモヤモヤに嫌気がさして、やるんだったらやるよ、このままではただの逃げじゃんって思って吹っ切れたんです」との気持ちが湧いてきた。

　今回のフォトブックの撮影をハワイでしている時に、その決断の時がやって来た。

「考えがまとまらないままハワイでフォトブックの撮影をしたりしていて、日本にはない海とか空とかきれいな景色や空気に触れて今の自分と会話して。真正面から自分に問いただしたら、まだやりたい、このまま辞められないって気持ちが素直に出てきました。今しかない。まだ頑張れる、リスタートしようと思いました。最終決断をする時はいつも自問自答します」

　帰国後、練習を再開すると「何が一番って体力が一番ヤバかったです。しんどすぎて練習終わりに頭痛がしました（笑）」とブランクの影響はあったが、「だいぶ回復しました」とほっとした様子。

「大みそかにオファーはいただいていたのですが、私的には来年の4月ぐらいの復帰を予定していました。でもいろいろな流れを見ていたらここが私が試合をするタイミングかなと思ったので、もうそこからは一直線ですよね。でも断然成長しないといけない。復活するのであれば、より進化した自分を見せないと意味がない」とする。

　復活の舞台にRIZINを選んだのは「私がMMAにチャレンジしたのもRIZINがあったからですし、恩返しをしたい気持ちがあります。それにいま例えば私がRIZINで立ち技の自分のフィールドで試合をさせてもらっても、私自身が納得いかない。今ならRIZINもキックルールをやっていますし、それも選択肢の一つかもしれないですが、私にとってそれは今じゃない。シーザー会長も他人のふんどしで相撲を取るタイプではないのでそこを無理強いもしないですし（笑）。シュートボクシングは母体で私のホーム。いつでも試合をする用意はあるけれど誰にも文句を言わせたくないから、MMAで復帰します。RIZINは私の中でMMAの団体だと思っているし、けじめとしてRIZINではMMAをやります」と、MMAでの借りはMMAで返すと語った。

　なお、2019年1月6日（日）には浅草九劇にてフォトブック発売を記念したファンイベントの開催も決定している。詳細はこちら

【商品情報】
RENAフォトブック『RE：NA』
価格：本体1800円+税
発売日：12月23日（日）
出版社：集英社

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