2021/05/27（木）UP
（最終更新：2024/08/02 15:09）

大一番に向けての覚悟を語る朝倉未来

　6月13日（日）東京ドームで開催される『RIZIN.28』でクレベル・コイケ（31＝ブラジル/ボンサイ柔術）と対戦する朝倉未来（28＝トライフォース赤坂）が27日、公開練習と会見を行った。

　朝倉は4月20日に自身のチャンネルで元K-1 WORLD MAXの世界王者・魔裟斗との対談を公開。魔裟斗からUFC挑戦を勧められるなどして話題を呼んだ。ここでもその対談について質問が飛ぶと、「世界チャンピオンになった人の言葉には説得力があった。練習量を増やすべきだと感じた」と語った。現在はクレベル戦に向けて、自身のYouTubeチャンネルでの動画の更新頻度を抑え、練習時間を増やしている朝倉。「格闘家として生きているという実感が増している」という。

▶︎【動画】朝倉未来の打撃のキレ、スピード、破壊力がアップ！本日の公開練習の映像

　その効果はすぐに現れているのだろう。朝倉は「打撃のキレが凄い上がったのを感じる。特にスピードが上がったし、コンビネーションが変わった」と、自身の最大の武器である打撃にさらに磨きがかり、寝技においても「そもそもテイクダウンをあまり取られる想定はない」と、自信を漲らせている。

朝倉のハイキックが弥益の顔面にクリーンヒットした瞬間

　東京ドームでの開催になることについては「観客の数はそれほど関係ない。クレベル戦は最高峰の戦いになると思う。ここで必ず勝ちたい」と思いを語り、コロナ下での開催についても「戦うことが仕事であるファイターとして、このような場が与えられるのはうれしい」と述べた。

　会見の最後にファンへのコメントを求められた朝倉は、「試合は俺が必ず勝ちます」と断言。さらに「（ネット上のコメントなどを見ていると）挑戦する人を笑う風潮があるが、ぼくは逆にそんな人のことをこそ笑っている。みなさんも自分何かに挑戦して、人の挑戦を笑うような奴らを笑う側になって欲しいと思う」と、口調こそ静かだが、熱いメッセージを送った。

　過去最強の難敵と目されるクレベル・コイケとの一戦は、ファンに対してまさに自身の挑戦する姿を見せる戦いになりそうだ。

▶︎次ページ（動画）は、朝倉未来の打撃のキレ、スピード、破壊力がアップ！本日の公開練習の映像