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【ボクシング】ドネアが衝撃KO勝ちで新王者に! ウバーリはロープを背に崩れ落ちる ”次は井上尚弥と戦う”

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2021/05/30(日)UP

ドネアのとどめの左アッパーがヒットした瞬間、ウバーリの顔が歪む(Getty)

 5月30日(日本時間)米国ロサンゼルスのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークにてWBC世界バンタム級タイトルマッチが行われ、元世界5階級制覇王者でWBC同級1位ノニト・ドネア(38=フィリピン)が王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)から3度のダウンを奪い、4R1分52秒でTKO勝利。再び王座に返り咲いた。

▶︎【動画】ドネアがアッパーで衝撃KO勝ちの瞬間

 序盤から圧力をかけるドネアに、ウバーリは足を使って手数を出す。サウスポーのウバーリの左ストレートを被弾する場面もあるが、じっくり相手を見るドネア。

 そして3R、ドネアがカウンターの左フックでダウンを奪うと、立ち上がってもダメージが残るウバーリにドネアは追撃。終了のゴングと同時に左フックでダウンを奪う。ふらつくウバーリだが10カウント内で何とか持ち直す。
 そして4R、圧力をかけるドネアはロープ側での連打から左アッパーを叩き込むと、ウバーリは下を向きながらロープにもたれ衝撃のダウン、レフェリーが試合を止めた。ドネアは王座奪取に成功し、勝ち戦績を41勝(27KO)に伸ばした。

ドネアが4RでウバーリににTKO勝利した瞬間(Getty)

 勝ったドネアはリング上のインタビューで「最高の気分。私にはまだ成長する能力がある。年齢は関係ない。メンタルがどれだけ強くいられるかが大事。年齢に関係なく、人間は鍛えれば、ケアをすれば強くなれる」と38歳でも気持ちとコンディションで勝てることを証明した。

 次は井上尚弥(大橋)とリマッチかと聞かれると「そうです。今日の試合に勝ちたかったのはそのためです。私が問答無用のチャンピオンになるためにベルトを獲ったし次の試合にも臨む」強い口調で答えた。 
 次戦は井上と3団体統一戦の実現か、それとも、8月に現WBO世界バンタム級王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)とWBA同級正規王者(※井上はWBAスーパー王者)ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)との勝者と対戦するのか。今後の統一戦の動向が注目される。(2021 05.29 Nordine Oubaali vs. Nonito Donaire)

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