2021/06/30（水）UP
（最終更新：2021/06/30 22:58）

打ち合い必至の平岡琴（左）と奥脇奈々（右）の一戦も決定

　6月30日（水）都内にて記者会見が行われ、9月12日（日）東京・後楽園ホールにて『RISE GIRLS POWER.5』を開催することが発表された。

　RISEの女子大会では初の後楽園大会となり、メインイベントで初代RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵（20＝TEAM TEPPEN）と初代RISE QUEENフライ級王者・小林愛三（25＝NEXT LEVEL渋谷）が対戦するほか、アトム級（‐46kg）で同級2位・平岡琴（31＝TRY HARD GYM）と同級7位・奥脇奈々（23＝エイワスポーツジム）の一戦も決定した。

平岡が後ろ回し蹴りで王者・紅絹からダウンを奪う（20年2月）

　平岡は昨年2月に当時RISE QUEENアトム王者・紅絹が保持するタイトルに挑戦するも王座奪取に失敗し、その後4連敗中。対する奥脇も今年6月27日のNJKFでAyakaに敗れ4連敗中だが、両者は共に打ち合い上等のスタイルだけに、この一戦では激闘が予想される。

　会見に同席した神村エリカプロデューサーは「RISEはキックボクシングでありRISEなんです。RISEの選手はどういう試合をしたらいいのかというのは、勝ちに徹すればいいわけでありません。バチバチに打ち合えばどんなに負けてもいいので私は試合を組みたいし、命を懸けた打ち合いをこの興行で見せてもらいたい」と全選手に期待のエールを送った。

　会見で奥脇は「最近は負けが続いてますが、大きな大会に抜擢していただきありがとうございます。平岡選手の試合は結構見ていて、自分と絶対に噛み合うし、自分は絶対に守りに入る試合はしません。必ずこの試合で一番盛り上がる試合をして勝ちを掴みにいきます」と気合い十分のコメント。

　対する平岡は「女子の後楽園大会が開催されるのは、女子が盛り上がっている証拠だと思うので凄く嬉しく思います。まだ女子の選手はつまらない、興味がないという人が多いのは事実、そういう人にも届くような面白い大会にしないといけない。奥脇選手が逃げなければ絶対に面白くてバチバチの試合になる」と激闘を予告した。

　これを受けて奥脇は「今回の試合で15戦目。逃げた試合はないので逃げることはないので必ずいきます」と打ち合いは望むところだという。

　なお、5月16日の『RISE on ABEMA』で初導入されたオープンフィンガーグローブ（以下OFG）での試合について、RISE伊藤隆代表に「OFGグローブで試合をしたい」と猛アピールしているという平岡は「私はずっとOFGでしかやりたくないぐらい（笑）。色々と安全面でOKは出ない状況だと思いますが、男子はやってますし、女子だから危険だから止めようというのは私は納得がいきません。リングに上がっている以上、格闘家としてやっていくと決めた以上は、そんな生ぬるい覚悟でやっていないので私はOFGで今すぐにやりたい」といえば、奥脇も「自分もOFGが導入されてから自分もやりたいと周りに言っていたので私も構いません」とやる気を見せた。

　これを受けて、伊藤代表は「平岡のコメントはGIRLS POWERのコンセプトに合っていますが、女子の試合でOFGをすぐに導入する予定はありません」といい、7月18日大会から50kg契約以下の女子の試合では通常の6オンスよりも小さい4オンスのグローブを導入することを発表。

「そこで経過を見ながら安全面を確保できるようになったらOFGを検討します。今すぐやりたい気持ちもありますが、ドクター、レフェリーから『まだ早い』という意見もあります。女性はお嫁にいかないといけないし、彼氏や親御さんにも怒られるかもしれません。平岡選手の発言は嬉しいので、OFGに変えていけるように検証していきたい」とした。

＜決定対戦カード＞

▼SuperFight！‐49.5kg契約　3分3R延長1R
寺山日葵（TEAM TEPPEN/初代RISE QUEENミニフライ級王者）
vs
小林愛三（NEXT LEVEL渋谷/初代RISE QUEENフライ級王者）

▼アトム級（‐46kg）　3分3R延長1R
平岡　琴（TRY HARD GYM/RISEアトム級2位）
vs
奥脇奈々（エイワスポーツジム/RISEアトム級7位）

＜出場決定選手＞
宮﨑小雪（TRY HARD GYM）
AKARI（TARGET）
YAYAウィラサクレック（WSRフェアテックス幕張）
村上悠佳（TEAM TEPPEN）

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