2021/07/08（木）UP
（最終更新：2021/07/08 18:19）

前田日明（左）が皇治にエール

　6月27日（日）『RIZIN.29』（丸善インテックアリーナ大阪）の［RIZIN KICK ワンナイトトーナメント決勝戦（61.0kg）］で白鳥大珠（TEAM TEPPEN）が判定で優勝し、敗れた皇治（TEAM ONE）は試合後の会見で「限界を認めるのも必要、自分がこの年まで出来たのも、皆のお陰」と引退を示唆する発言をしていた。その後、重度の眼窩底骨折が明らかになり入院、無事手術も成功し今月5日にSNSにて退院を報告している。

【瞬間写真】皇治の頭が梅野の顔面にぶつかる瞬間

　リングス代表でTHE OUTSIDERプロデューサーの前田日明（62）は自身のYouTubeチャンネルを6日アップしそんな状態の皇治にエールを送った。
　1回戦と皇治が開始序盤で偶発性のバッティングをしてしまい、相手の梅野源治が続行不能となりノーコンテストに。皇治が決勝に上がったことについては「しょうがない。試合もなしに反対側のやつを優勝させるわけにはいかない。バッティングまでの過程で一方的にやられているわけでもない」とし、梅野や白鳥に対しバッティングをしてしまったことについては「両者身長が高い（皇治よいりも7~8cm高い）距離をとって戦ったら勝ち目はない。インファイトになる。それはしょうがない。されたほうもどうなのかな」と皇治だけが悪いのではないとする。

白鳥にボディで反撃する皇治

　SNSで那須川天心が「第3のパンチ（頭突き）は避けるのも技術」の発言に、梅野がルールがあるこそ格闘技、第4のパンチ（肘打ち）を出してもいいのかと意見した。那須川は「反則したほうが100%悪いが」と追加でフォロー。前田は那須川の発言に納得し、梅野の発言には「皇治は狙ってやっているわけではないからね」と故意で反則は当然NGとした。

　皇治はバッティングしたことについては試合後の会見で「自分の技術不足だと思っています。故意じゃなくても相手にダメージを負わせているというのは、ルール上反則なので。自分の実力の無さやなと思っています」と語っている。

皇治（奥）の頭が梅野の顔面にぶつかる瞬間（拡大写真）

　そして引退を示唆していることについては「余計な外野に惑わされてなくていいよ皇治は。逆に次の試合で見返してやるように練習すればいいだけの話。いい選手だと思う。(RIZIN３連敗だが）敢闘精神というか、プロモーターの目から見たら見るといい選手。しょうもないSNSとか、ガキみたいに見る目もない奴がギャーギャー騒いでいるんでね。そいうのに惑わされないことだね」とし、「プロは良くも悪くも話題呼んでなんぼ、何人の人が切符買ってくれるかという勝負だから。そんなの（SNSのコメントは）どうだっていいんだよ」と言い皇治を応援していきたいとした。

また、今回の動画では同じくRIZIN大阪大会で金太郎VS伊藤空也がいい試合だったと評価し、試合の分析と長所と短所、今後の可能性やアドバイス等も送っている。

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