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【RIZIN】優勝の白鳥大珠、試合6日前から皇治のバッティングを警戒、身長の高低差が起因も

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2021/06/28(月)UP

白鳥のパンチを頭を低くしてかわす皇治

 6月27日(日)丸善インテックアリーナ大阪で開催された『Yogibo presents RIZIN.29』のメインイベント[RIZIN KICK ワンナイトトーナメント決勝戦(61.0kg)]では、皇治(TEAM ONE)に判定勝利し、白鳥大珠(TEAM TEPPEN)が優勝した。
 1回戦、皇治が開始序盤で偶発性のバッティングをしてしまい、相手の梅野源治が続行不能となりノーコンテストに。決着なしの裁定であったが、協議の結果、試合可能な皇治が決勝に上がり、KOで1回戦を突破した白鳥と優勝を争うこととなった。
 決勝は1R、左フックでダウンを奪った白鳥が、皇治のバッティングやローブローを再三受けるも3-0で判定勝利した。

【フォト】頭から低く突っ込んでくる皇治に上手く膝蹴りを合わせる白鳥

ボディで反撃する皇治

 その白鳥は試合の6日前に自身のYouTubeに皇治が決勝で上がって来ることを予想、皇治のやりづらい点については「頭から入ってくるから、それは気をつけたいなと」とバッティングを警戒していた。

 そして本日、自身のYouTubeをアップ。ファンに優勝を報告した。バッティングに関しては、自身がサウスポーで構えているため右の額に皇治の頭が当たり、腫れているところを見せ「細かいのを含めると正直50回くらい貰ったかもしれないですね」と苦笑い。一回右まぶたが開きにくくなったことにも触れた。

皇治と白鳥がバッティング、その瞬間

 皇治は頭を低くし相手の懐に入り、パンチを放つタイプ。小柄な選手が、身長の高い選手に行う場合などでも多く見られるが、大柄な選手にとって相手の頭が邪魔になるので、細かいバッティングが重なってしまう。昨日、ボクシングはロマチェンコとロマよりも身長が12cm高い中谷正義が2Rでバッティング、ロマチェンコは前頭部より大きな出血を起こし、あわやと思われたが、インターバル中にしっかり止血し続行することができた。
 今回は皇治173cmに対し梅野180cm、白鳥は181cmと差があった。

頭から低く突っ込んでくる皇治に膝蹴りを合わせる白鳥

 しかし白鳥は皇治にバッティングを貰ったことを反省する。「あのスタイルは分かっていたじゃないですか。ああやって(皇治に)下から入らせた自分が実力不足なのかなと思った」と反省するも「自分自身の経験値が上がったのかなという感じなんで良かったと思う」と前向きに捉えた。バッティングを回避する技術も存在するが、皇治のようなタイプにはその回避技術を持ちながら戦略を練る必要があるだろう。

 さらに白鳥は皇治を「タフだった。打たれ強いと言うけど(自分の攻撃が)効いてたので、彼は打たれ強いのもあるけど、そこは気持ちだと思う。人間誰だって貰ったら効く。だけどああやって最後まで攻めてきた。あれは気持ちの強さだと思う」と評価した。

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