2021/08/19（木）UP
（最終更新：2021/08/19 07:50）

安保が優勝に自信　画像は山崎秀晃に飛びヒザを炸裂させる安保=18年12月

　9月20日（月・祝）神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN〜よこはまつり〜』。久保優太の王座返上により行われる、ウェルター級王座決定トーナメントに参戦する安保瑠輝也（25=team ALL-WIN）のインタビューが主催者を通じて届いた。

【前戦の動画】安保が三日月蹴りで3度目のダウン奪取！“53秒殺”KO勝ちの瞬間

　安保は1回戦では、FIGHT DRAGONウェルター級王者アラン・ソアレス（ブラジル/ブラジリアンタイ）と対戦する。

７月のウェルター級初戦では、3度のダウンを奪い秒殺KOを飾った安保

　安保は、派手な蹴り技をはじめとする破壊力満点の打撃で、19年6月には最強の王者ゲーオ・ウィラサクレックを破り王座を戴冠。その後は、ゲーオとのリマッチや不可思を相手に勝利を重ねたが、昨年9月に、1度勝利している山崎秀晃とのタイトルマッチでKO負けを喫した。その後は拳の怪我を治して、今年7月のK-1福岡大会復帰戦では幸輝に1R KO勝利を収めている。

　安保は開口一番「このトーナメントが開かれるのも、俺が階級を上げたからでしょ。野杁（正明）君が会見で『俺のためのトーナメント』と言ってましたけど、野杁君がずっとウェルター級におったのになんでトーナメントが組まれなかったのか。そういうことやろって感じなんで、勘違いすんなよと思いますね」といきなりもう一人の”優勝候補”である野杁を挑発。
　野杁は第2代スーパー・ライト級王者であり、安保は第4代同級王者だった。2人は安保が高校生の時から出稽古などで交流もある。

19年のエキシビションで拳を交えている安保（左）と野杁（右）

　その野杁と対戦するとしたら決勝戦だ。安保は「もちろん野杁君が強いのは強いでしょう。ウェルター級でもジョーダン・ピケオー以外には負けてないですしね。ただ、弱点はありますよ。今ここでその弱点がなにかは言わないですけど、俺は彼の弱点が分かってるんで。野杁君は???が????なことが弱点です。それだけ言っときます。もちろん俺にも弱点はありますけどね」と、秘密ながら野杁の弱点を喝破。
　さらに「俺の弱点は見せない戦い方をします」と自分ペースで戦うと言う。

　ワンデー・トーナメントなので優勝までには3試合ある。「やっぱり1回戦・準決勝はできるだけ1Rで倒したいですよね。判定まで行ってたらどうしてもダメージも溜まるし、疲れも残るんでね。そこは最初から倒しに行きたいです」と決勝以外は早期決着を狙う。

(C)K-1

　優勝してベルトを巻く自信は「100％あります。ここでK-1のベルトを巻いたら、以前から言ってる木村“フィリップ”ミノルとやりたいし、ジョーダン・ピケオーともやりたいですね。今回のトーナメントは外国人を呼ぶことができない状況なので、しょうがないですが、やっぱりピケオーがトーナメントにいないことをファンも疑問を持っていると思うんです。だったら俺がチャンピオンになって、それからピケオーとやりますよ」と日本人最強を証明し、久保以外には日本人には負けていない”最強外国人”ピケオーを照準に合わせる。

　最後に「俺は大口を叩くし、負けたらリスクを背負うことを発言しますけど、俺はそれだけ自分に自信を持ってますから。口だけのヤツとは違うんで、結果を見せます」と言葉通り優勝してみせると語った。