【K-1】ウェルター級王座戴冠へ、野杁正明と安保瑠輝也が決勝での対戦誓う「強いだけじゃ一般層には響かない」(安保)=9.20横浜・王座決定T
9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN〜よこはまつり〜』の第一弾対戦カード発表記者会見が、7月31日(土)都内にて行われた。
久保優太の王座返上により、空位となっていたK-1ウェルター級王座をかけたワンデートーナメントやワンマッチを含む、全9カードが発表された。
ウェルター級王座決定トーナメントでは、国内外の8選手が参戦。注目選手である元K-1スーパーライト級王者の野杁正明(28=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)や安保瑠輝也(25=team ALL-WIN)を含む、豪華トーナメントが開幕する。
野杁と安保は元K-1スーパー・ライト級王者同士で、野杁がウェルター級に階級を変更後に王座に輝いたゲーオから、安保がベルトを奪取した。両者は19年のKrush大阪大会のエキシビションで対戦して、緊張感のあるスパーリングを披露していた。
野杁は空手をベースにガードを固めて圧力をかけ続けるスタイルで、新生K-1創成期から活躍。17年にはゲーオ・ウィラサクレックを下して王座を戴冠。その後、ウェルター級に変更して、ハッサン・トイやヴィトー・トファネリなどの強豪外国人に次々と勝利している。現在、海外選手相手に5連勝中だ。
安保は、派手な蹴り技をはじめとする破壊力満点の打撃で、19年6月には最強の王者ゲーオ・ウィラサクレックを破り王座を戴冠。その後は、ゲーオとのリマッチや不可思を相手に勝利を重ねたが、昨年9月に、1度勝利している山崎秀晃とのタイトルマッチでKO負けを喫した。その後は拳の怪我を治して、今年7月のK-1福岡大会復帰戦では幸輝に1R KO勝利を収めている。
本トーナメント1回戦にて、野杁は今年3月のK-1で武尊と大熱戦を演じたレオナ・ペタスの実弟であり元Krush王者の加藤虎於奈と、安保はK-1に初参戦となり強靭なタフネスと強打が持ち味のアラン・ソアレスと対戦する。
会見では野杁が「このトーナメントは僕のためのトーナメントなので、ベルトは俺が巻く」と王座戴冠を宣言すれば、それを聞いた安保は「野杁選手が俺のためのトーナメントとか言ってますけど、そもそも俺が階級上げた途端にトーナメント決まって、話題性と実力が一番あるのが俺なので、野杁選手は俺が決勝戦で倒したいと思っているので、期待してください」とコメント。
両者がトーナメントで対戦するとなれば、決勝戦での戦いとなる。野杁自身も「決勝は隣にいる瑠輝也だと思っている」と優勝候補に安保の名前を挙げる。「瑠輝也もさっき言ってくれましたし、決勝で2代と4代のスーパー・ライトのチャンピオンが決勝でやれば面白い試合になる」と語る。
安保は「今日は(野杁に)めちゃめちゃ噛みついてやろうかと思っていたんですけど、野杁君にこうして言ってもらえたことが、正直光栄です」と前置きしつつも、「この中で一番華があるのは俺やし、俺がベルト獲ったら一番K-1はウェルター級が盛り上がる。強いだけじゃ一般層には響かないので、それは俺が獲るべきだと思っている」と断言。
「決勝は野杁君と俺もやりたいです。野杁君は昔から知っていて、高校生の時にボコボコにされたり、苦い思い出はある。でもそもそも勝てないと思っていたら階級を上げていない。今やっていることを出せれば勝てると思っている。野杁選手のトーナメントにさせないです」と優勝候補筆頭とも言える野杁を撃破する構えを見せた。
■対戦カード&コメントは次の通り
▼K-1 WORLD GP 第2代ウェルター級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R 延長1R
小嶋瑠久(日本/PURGE TOKYO)
vs
寧仁太・アリ(ガーナ/K-1ジム総本部チームペガサス)
小嶋瑠久
「65kgの自分を呼んでくれたK-1に感謝してます。話が来た時には『まじか』と思ったけど、運命を感じました。PURGE TOKYOの久保優太さんが持っていたベルトで、地元の横浜なので、PURGE TOKYOで3人目の世界王者になるチャンスをもらったと思っているので、しっかり実力を証明したい。とりあえず1回戦勝つことに集中します。準決勝は野杁選手なのかなと思っています」
寧仁太・アリ
「豪華な選手が揃ったトーナメントに選べれて嬉しく思います。まだ無敗なので、無敗で優勝できるように頑張ります。誰でもいいとかではなく1回戦に集中しています。選べる立場ではないので上がってきた選手を倒したい」
▼K-1 WORLD GP 第2代ウェルター級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R 延長1R
野杁正明(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者/第2代Krushウェルター級王者)
vs
加藤虎於奈(日本/TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO /第8代Krushウェルター級王者
/第18回K-1アマチュア チャレンジAクラス-70kg優勝)
野杁正明
「トーナメントに出ている(他の)選手とはレベルが違うので、その差を見せたい。決勝は(安保)瑠輝也だと思っています。ここはレベルの差を見せつけて優勝してベルトを巻いて、改めて世界の強豪選手を呼んでトーナメントをやることが使命です。(安保については)階級が違ったのでやることもないのかと思っていましたが、上げたということはやる運命だったと思います。試合で当たることがあれば心折ってやろうかと思います」
加藤虎於奈
「野杁選手との1戦にしか全てをかけていません。倒したら優勝できると思っています。(野杁については)全てが完璧な選手です。負けている選手にリベンジしたいので、準決勝は瑠久選手、決勝は松岡選手と戦いたいと思います」
▼K-1 WORLD GP 第2代ウェルター級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R 延長1R
安保瑠輝也(日本/CLUB es /team ALL-WIN /第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
vs
アラン・ソアレス(ブラジル/ブラジリアンタイ/FIGHT DRAGONウェルター級王者)
安保瑠輝也
「この前の試合から疲れを癒すためバカンスで宮古島に行っていました。連泊しようかなと思ってZOOMで参加しようかなと思ったけど、この連中見たら分かる通り、華がなさすぎるので、葬式みたいな会見になるかなと思って帰ってきました。この中で一番華があるのは俺やし、俺がベルト獲ったら一番K-1はウェルター級が盛り上がる。強いだけじゃ一般層には響かないので、それは俺が獲るべきだと思っているので、獲ります」
アラン・ソアレス
「このトーナメントに出るのは初めてで一番の中で一番大きなチャレンジ。僕の名前を知らしめたいと思います」
▼K-1 WORLD GP 第2代ウェルター級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R 延長1R
松岡力(日本/K-1ジム五反田チームキングス/第9代Krushウェルター級王者)
vs
マキ・ドゥワンソンポン(タイ/真樹ジムAICHI)
マキ・ドゥワンソンポン
「K-1に参戦する機会をいただけて
大変嬉しく思っています。とても強い相手と対戦出来ることができて嬉しい。2回目の参戦になりますので前回よりもいい試合ができると思っています。(松岡については)前回の対戦のビデオを見て研究しました。強い松岡選手に対して絶対に勝てるようにベストを尽くします」
松岡力
「今回のトーナメントで一番普通の人間だと思うんですけど、みんなは華があって個性があって、僕だけTHE普通みたいな人間なので、普通が優勝するのも面白いかなとも思うので期待してください。決勝は野杁選手にリベンジしたいです」
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