2021/09/01（水）UP
（最終更新：2021/09/01 17:12）

公開練習を行った、ぱんちゃん璃奈

　9月19日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.30』で元NJKFミネルヴァ日本アトム級王者・百花（28=魁塾）と46.5kg契約で対戦する、KNOCK OUT-BLACK 女子46kg級王者・ぱんちゃん璃奈（27=STRUGGLE）が9月1日（水）公開練習を行った。

　ぱんちゃんはデビュー以来、11戦11勝（2KO）と無敗記録を持つ注目ファイター。今年5月にはWMC日本女子ピン級王者・MIREYを右ストレートに1R KO勝利。7月には強打で注目のミネルヴァライトフライ級王者・sasoriとの一戦にも競り勝っている。

磨きのかかった右ストレートをミットに打ち込む

　公開練習では切れ味鋭いワンツー、右ローやミドルで快音を響かせたぱんちゃん。今年5月にWMC日本女子ピン級王者・MIREYを沈めている右ストレートには、一層の磨きがかかっているようだった。

　試合に向けて調整を進める中、2回目の新型コロナワクチン接種で体調が悪化し、救急車で運ばれていたことを23日のSNSで報告していたぱんちゃん。「今は練習できる状況になっています。先週はあまり集中出来なくて不安に思っていました。試合まで3週間切っているので、今週、来週と追い込んで試合に向けて頑張ろうと思います」と現在のコンディションと練習状況を語った。

気迫の表情で右ミドルを叩き込むぱんちゃん

　今回対戦する百花は、ぱんちゃんの約4倍となる40戦のキャリアを持ち、ガムシャラに前へ出て打ち合いを挑むことから“浪速の喧嘩小町”の異名を取る。パンチャーの百花を相手に、ぱんちゃんがどのように戦うのか、注目を集めている。

　ぱんちゃんは「当日は緊張すると思うけど、楽しんでる私を応援してくださってる方は見たいと思うので、楽しんでぶっ倒しに行きます。いつも通り戦ってKOを狙います。大きい舞台なので結果を残したい」とやる気満々だ。

一撃ダウンでKO勝利したぱんちゃん=今年5月

　ぱんちゃんの持ち味は顔面前蹴りなどの蹴り技だ。その蹴り技に加えて、今回は”パンチャー”百花が対戦相手であることや大舞台での戦いになることから、打ち合いでの展開も見せるつもりだ。「相手がパンチャーの選手で、これまでは蹴りでしか対応できていなかったけど、打ち合うシーンも沢山作れたらと思っています」と語った。

ぱんちゃん（左）と対戦する百花（右）

　今大会では朝倉海vsヤマニハをはじめ、多くの豪華ラインナップが揃った。その中で女子キックボクシングの試合は1試合のみ。
「私的には、女子選手は気持ちが全面で出るかなと思います。男子選手はスピードやパワーはすごいと思うけど、女子選手は一発で倒せないので負けない気持ちが見れると思う。そこを見ているお客様に感動というか、必死にやってるところを見てもらえたらと思います」とアピールした。

練習後はファンからの質問にも答えた

　その後、公開練習を配信している17LIVEより、ぱんちゃんに向けてファンからの質問コーナーも設けられた。RIZINで今後戦いたい選手を聞かれると、初代RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵の名を挙げた。寺山は、RISEを主戦場に、ここまで22戦19勝2敗1分（1KO）の戦績を持つ絶対王者だ。

　お互いに所属団体が異なることから、交わることのなかった相手だが「私がRISEに、寺山選手がKNOCK OUTに来るのも難しい。中立したRIZINの舞台であれば皆さん見たいと思うかなと思います。（寺山と）毎日のように『戦ってほしい』と（メッセージが）来るんですよ。やっぱりそこを1年半無視してきているので、RIZINという舞台で実現は可能なカードだと思います。寺山選手も相手がいなくなってきているので、そこで組んでいただけたら話題になるんじゃないかな」と語った。

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