2021/09/03（金）UP
（最終更新：2024/03/16 11:26）

二人が並ぶと緊張感が高まった

　9月4日（土）、東京・新宿FACEで開催される『skyticket Presents DEEP JEWELS 34』の前日計量が都内で行われた。　注目は、セミファイナル（第5試合）に組まれたミッコ・ニルバーナ（AACC）vsケイト・ロータス（KING GYM KOBE）の一戦だ。
　ミッコは、56.80kgで計量をパス。ケイトは、55.80kgでパスした。

【フォト】ケイトが黒ビキニ、ニルバーナの計量姿の写真

　ミッコは、2020年10月大会でゆりなをパウンドでTKOで下す。同年12月大会ではARAMIを判定で破り、2連勝を飾った。今年3月の奈部ゆかりとの試合は判定負けを喫したが、巻き返しに燃えている。

ケイトは、黒ビキニ＆ゴールデン刺繡で気合いの計量クリア

　ケイトは、空手（全空連）と柔道で黒帯を持ち、美ボディコンテストで入賞した経歴の持ち主。20年11月の『DEEP JEWELS』でアマMMAに初挑戦し、いきなり藤田翔子と好勝負を展開して大きな話題を呼んだ。同年12月19日には熊谷麻理奈から腕十字で一本勝ち。今年3月はHIMEに惜敗し、こちらも再起戦となる。

　ライバル心バチバチの一戦は、ミッコがSNSで「どんなに綺麗な蓮の花（＝ロータス）でも公害レベルのヘドロの中では咲けません！ケイト選手は地獄を見ると思います」と先制攻撃。ケイトの反論に注目が集まっていた。

ミッコは、計量を一発パスで笑顔

　赤と青のド派手な水着で計量をクリアしたミッコは、「明日の試合を見ていただければ、SNSの発言の意図が分かっていただけると思います」と本人を横に改めて地獄へ落とすことを予告。黒ビキニ＆ゴールデン刺繍で登場したケイトは涼しい顔で、「半年ぶりの試合で緊張していますが、明日は魅せるとか面白い試合をするとか、そんなことは考えずに、死ぬ気で勝ちにいきます」と必勝態勢でいることを明かした。

　計量後の囲み取材では、ミッコが「私はスカ勝ちするようなタイプではないので、ネチネチと戦うスタイルで勝ちたいです」と戦略の一端を垣間見せ、「ケイト選手はいい顔をしていたので体調が良さそうですね」と警戒心を強めた。

計量後、私服姿のケイト

　対するケイトは、前回の敗北から多くのことを学んだと言う。
　とくにビジュアルが先行して人気が高いことについて問われると、「それも武器なのかもしれないけど、実力がついていってないやんと思い知らされました。こんなところで負けたらアカン。底辺やんって思ってしまいました」と振り返る。

　1ヵ月半、K-clanへ出稽古して古瀬美月や伊澤星花とのスパーリングで出直しを図ったケイトは、「伊澤選手とデビューが同じなんですけど、差を感じて悔しい思いをした」と素直な気持ちを打ち明けた。さらにミッコとの対戦については、「勝てると思って（オファーを）受けました。寝技、打撃、すべての局面で圧勝したい」と力強く勝利を宣言した。

　美ボディ戦士と地獄からの使者。互いの意地がぶつかり合うセミファイナルは、どんな結末が待っているのだろうか！？

＜計量結果＞

▼セミファイナル（第5試合）　DEEP JEWELS フライ級 5分2R
ミッコ・ニルバーナ（AACC）→56.80kg
vs
ケイト・ロータス（KING GYM KOBE）→55.80kg

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