2021/10/02（土）UP
（最終更新：2021/10/02 16:00）

昨日の前日計量。朝倉未来（左）と萩原京平

　本日10月2日（土）『RIZIN LANDMARK（ライジンランドマーク）』の旗揚げ大会のメインイベントで朝倉未来　（28=トライフォース赤坂）と萩原京平（25=SMOKER GYM）が対戦するが、この二人の試合を見てきたリングス代表の前田日明が先月24日に試合の展開を予想している。さらに朝倉攻略法から萩原の欠点まで。
　本日19時から開始される試合の前に、前田の予想展開と分析を紹介したい。

【動画】朝倉が海外選手に豪快ハイキックからパウンドKOシーンと、前田日明の予想と朝倉攻略法

　萩原に関して前田は、「1試合1試合伸びてる。（伸びているのは）鮮明に試合の感覚があって、それを持った部分で、自分の試合を第三者的を観て問題意識を持ち、対処できた練習ができているということだと思う」と期待するも、現時点で力の差では、「（萩原が）前回から全く進歩がないなら朝倉未来が1RでKO勝ち」と言う。
　しかし、それも進歩次第。萩原は今回の試合はバチバチの打撃戦で行くと試合前インタビューで語っているように、前田も打撃戦を予想している。
「今回は打撃戦になると思うが、彼（朝倉）の得意な上半身を使っての間合いのごまかし、それの部分でうまくカウンターを取っていくのではないか。未来のカウンター攻撃をうまく凌げられるように、そういうものを身につけていればちょっと面白い試合になる」と萩原の勝利の可能性も示唆する。

前田日明が萩原の可能性を語った（前田日明YouTubeチャンネルより）

　ただ、萩原のように前に前に来る選手は朝倉にとってはやりやすいと言う。萩原の欠点としては「萩原は打ち合いになると結構頭が動かなくなる。打ってくれと言わんばかりに」と指摘。「その辺をどう修正してくるか」と前田。

　萩原は昨年9月に第8代DEEPフェザー級王者芦田崇宏にアームロックで一本負けしているが、その後、内村洋次郎、平本蓮と続けてKOまたはTKO勝ちしている。その2試合を観て前田は「ポンポンと伸びているんですごい伸び代がり面白い。まだまだ変わりそう。彼は20代中頃か。20代の選手は一試合ごと大化けする選手もいるんで、対朝倉戦に対して、セコンドも含めて、どういった練習をさせているか」という。

　YouTube企画で朝倉未来と久保優太のスパーリングについて分析を語った前田は、打撃で久保が優勢だったと言い、朝倉のカウンターに対処がされていたことを語った。
　萩原は前田の言う通りカウンターを凌き勝利に導くことができるか。

　最後に前田は朝倉に対して「魔裟斗くらいのレベルで練習をすると世界を獲れる」と断言。身体能力の高さを認めている。前田は朝倉がアウトサイダーから関わった選手として世界に出て欲しいという期待も口にした。

　萩原が勝つには年末の平本戦からの成長だ。前戦から約９ヶ月、更なる成長での朝倉との打ち合いを見せてほしい。

　なお前田日明チャンネルでは本日　2日正午から朝倉海vsヤマニハ戦や金太郎などRIZIN30を振り返る解説動画を配信している。

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