2021/10/26（火）UP
（最終更新：2021/10/27 00:16）

伊藤空也（左）vs手塚基伸

　12月19日（日）に千葉・幕張ベイパークアリーナで開催される『GRACHAN52』の記者会見が1昨日25日に行われ、第6代GRACHANバンタム級王者・伊藤空也（25=BRAVE）の防衛戦が発表された。

　今年9月に獅庵に勝利し、王座を獲得した伊藤にとって初となる防衛戦の相手は、元同級王者でUFCにも参戦経験のある手塚基伸（34=シークレットベースドミネート・コブラ会）に決定した。　

練習でカットし、まぶたを4針縫ってきたという伊藤

　伊藤は強さを求め名門・BRAVEジムの門を叩いた熱血ファイター。禅道会仕込みの打撃とバランスの良いグラップリングを武器にグラチャンで活躍。今年6月にはRIZINに初出場し「バンタム級トーナメント」1回戦で金太郎と対戦し、惜しくも判定負け、今回が再起戦だ。

　対戦相手の手塚はパンクラスでトップランカーとして活躍し、UFCにも2度出場した実力者。手塚は15年7月に中村謙作を破り第3代GRACHAN MMAバンタム級王者に。昨年6月に他団体のリングでグラジエーター武士道フェザー級王者・大道翔貴との王者対決で敗れたことを受け、王座返上している。

キックを放つ伊藤（2020年9月）

　初防衛の相手が手塚に決まったことに対し、「本当にテンション上がっています」という伊藤は「ベテランと呼ばれている選手なんですけど、ずっと居座ってもらうわけにはいかないなって」と会見でコメント。
　手塚の印象は「完全なグラップラーですね」と語り、格闘技界の先輩である手塚を認めるものの「（グラチャンの）歴史に残る試合にしたい、盛り上がる熱い試合。あとはしっかり引導を渡せるような衝撃的な試合をしたいです」とやる気を見せる。グラップラーの相手に「相手は極めもあるし、それに対して（寝技で）上から徹底的につけたりもでるので、そうはさせなたいめの練習をしている」と詳しく作戦は言えないが、寝技を封じる対策はしているようだ。

ヒザ十字を仕掛ける手塚（2018年1月）

　また、伊藤は会見前のプロ練習でまぶたをカットし、4針縫ってきたという。今週中には治るとコメントしており、試合には響かないという。

　現在5連勝中の手塚からはコメントが届いており「ベテランといわれる年になったけど、人生賭けて来た覚悟と、やって来た自負がそこら辺のアウトサイダー上がりやプロ選手とは違います。伊藤空也選手のいいとこ消して勝ちます」とこちらも引く気は一切なさそうだ。

　果たして現王者・伊藤は勝利し、防衛すると共に手塚に引導を渡せるのか、元王者・手塚がベテランの強さを見せ再び王座を獲得するのか、注目の一戦となる。

MA-TシステムⓇ採用マウスウォッシュ（提供：株式会社リミックスポイント）

　なお、本大会会場では感染対策として、大阪大学が解明した革新的な除菌・ウイルス除去技術MA-TシステムⓇを使用したマウスウォッシュをが採用される。会場内では選手、セコンド、レフェリー、運営スタッフが日本MA-T工業会が認証したマウスウォッシュで口腔ケアをし、手洗いや手指の消毒殺菌などに加え感染対策を強化する。

☆この大会の詳細、対戦カード、チケット情報など

＜決定対戦カード＞
▼GRACHANバンタム級タイトルマッチ5分3R
伊藤空也（第6代GRACHANバンタム級王者/BRAVE/王者）
vs
手塚基伸（第3代GRACHANバンタム級王者/シークレットベースドミネート・コブラ会/挑戦者）

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