【ボクシング】王者クロフォードが難敵ポーターと20秒のバチバチの睨み合い、そして気合のマッスルポーズ合戦へ＝前日計量

2021/11/20（土）UP
（最終更新：2021/11/20 10:13）

　明日21日(現地時間20日）米ラスベガスのマンダレイベイ・リゾート＆カジノにて行われるWBO世界ウェルター級タイトルマッチの前日計量が行われ、王者のテレンス・クロフォード（34=米）は146.4ポンド（66.40kg)、元WBC、IBF同級王者ショーン・ポーター(34=米）は146.6ポンド（66.5kg)で見事一発パスした。

【動画】クロフォードとポーターが睨み合い、そして気合のマッスルポーズ合戦へ

　計量後のフェイスオフでは20秒に及ぶバチバチの睨み合いからポーターは視線を切り、前を向いてもクロフォードは睨み続け闘志剥き出にした。そして両者が前を向き、ムキムキのマッスルポーズでの競い合いとなり会場を沸かせた。

　クロフォードは５度目の防衛戦。常に井上尚弥らとともにリング誌PFPトップクラスに位置する無敗の強豪だ。世界3階級制覇王者でスーパーライト級では主要4団体統一王者となっている。昨年11月に元IBF世界同級王者のケル・ブルック(英)と対戦し、4RでTKO勝利。その後、勝利者インタビューで「パッキャオと戦いたい。コロナの影響で、（交渉が）上手くいかなかったが、パッキャオとの試合を組んでほしい」と2団体統一戦を要求していたが実現せず、1年ぶりの試合となる。

　対するポーターは13年にIBF世界同級王座を獲得し2度目の防衛戦でケル・ブルック(英)に判定負けし王座陥落。18年9月にはダニー・ガルシアを判定勝利しWBC世界同級王者に。19年9月にIBF世界同級王者エロール・スペンス・ジュニアと王座統一戦を行い競り合うも1-2の僅差で判定負けし王座陥落。昨年８月に再起戦で勝利し、タフでアグレッシブなファイトで今回３団体目の世界王座を狙う。

　両者のファイトマネーはクロフォードが600万ドル（約6億8400万円）、ポーターが400万ドル（約4億5千600万円）と報じられる。

【選手データ】
テレンス・クロフォード（34=米）身長：173cm、リーチ188cm、構え：左、戦績37勝（28KO)無敗、主なタイトル、世界3階級制覇王者、スーパーライト級主要4団体統一王者、現WBO世界ウェルター級王者（防衛４）

ショーン・ポーター(34=米）身長：170cm、リーチ177cm、構え：右、戦績31勝（21KO)3敗１分、主なタイトル、元WBCウエルター級王者（防衛１）,元IBF同級王者（防衛１）

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