2022/03/02（水）UP
（最終更新：2022/11/22 17:55）

ONE10周年記念大会でマレーシア新鋭ラズワンと対戦する平田

　3月26日（金）にシンガポール・インドアスタジアムにて開催される格闘技イベント『ONE X』の記者会見が2日に都内で行われ、女子アトム級マッチにて対戦する、平田樹（22=フリー）と、ジヒン・ラズワン（23=マレーシア）が参加した。

　平田は柔道をベースに持ち、18年9月の「ABEMA」の人気企画『格闘代理戦争3rdシーズン』で優勝しONEと契約。以降、5戦全勝（2KO・2一本）と無敗の快進撃。しかし、昨年開催されたONE女子アトム級ワールドグランプリでは準決勝まで駒を進めるも、体調不良で欠場した。今回が復帰戦となる。

会見に出席する平田

　対するラズワンはマレーシア出身で次世代の新鋭として人気。7勝2敗の戦績を持ち、20年12月に強豪ビー・ニューイェンに判定勝ちを収めると、今年2月に山口芽生から判定勝利を収めるなど勢いに乗っている。

　冒頭で、平田は「グランプリは欠場になったのですが、復帰戦でこのような大きな大会に出れることは凄い楽しみです。今回、観客もたくさんいるので、楽しみに待っていた人達のためにも、自分のためにも、いつも通り派手な試合をして、自分らしさを出す試合にしたいなと思います」と意気込み。

今年2月に山口芽生に判定勝利したラズワン（右）

　在住するマレーシアからオンラインで参加したラズワンは、平田の印象を問われると「ヒラタは柔道ベースの才能ある若い選手。現在負けなしで、試合では常にアグレッシブな戦テイクダウンが強い反面、グラップリングでは試されていないと思う」とチクリ。

　すると、平田は「グラップリングやテイクダウンの話が出ましたが、しっかり一本かKOで決めるので、パウンドでボコボコにしてやろうかなと思います」と言い返す。

”モンエナ”グッズを身に着ける平田

　それを聞いて熱くなったのか、今度はラズワンが“平田は戦いやすい相手か”の質問に対し「ヒラタは一度も負けておらず才能ある強いファイターだと思う。しかし、これまで彼女が戦ってきた相手は、私の相手とは格が違う。私は最近、メイ・ヤマグチの様なタイトルに絡んだ強豪と戦ってきた。彼女のスタンドは評価するけど、今回は私がグラウンドで決着をつけてようと思う」と挑発。

　今年2月にエナジードリンクブランド『モンスターエナジー』とスポンサード契約を交わすなど幸先の良いスタートを切った平田。ONE10周年の記念大会で、大きな勝利を掴み取ることができるのか。

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