2022/03/19（土）UP
（最終更新：2022/03/20 10:31）

身長差13cmの2人。アキラ（右）は、大原をどう攻略するのか注目が集まる

　3月20日（日）大阪・丸善インテックアリーナにて開催する『湘南美容クリニック presents RIZIN.34』の前日計量が行われた。71kg契約のRIZIN MMAルール（5分3R）に出場するDEEPライト級王者・大原樹理（31=KIBAマーシャルアーツクラブ）は71.00kg、対戦するパンクラスライト級4位のアキラ（35=武蔵村山さいとうクリニック／＆MOSH）は70.85kgでそれぞれ契約体重をクリアした。

【フォト】アキラが計量で胸を叩くゴリラパフォーマンス

アキラは、胸を叩くゴリラパフォーマンスからのポージング

　計量をクリアしたアキラは、胸を叩いて叫ぶパフォーマンス。対照的に大原は落ち着いた様子で計量をパスした。記念撮影で2人が並ぶと、身長差の違いが目立つ。大原は180m、アキラは167cmとその差は13cmもある。その差が試合にも影響しそうだ。

　個別インタビューで大原は、「腹筋には攻撃が効かないのかなと。筋肉が凄いです。前回のトリガー見て、固めてくる選手だと思いました」とアキラの印象を語った。対するアキラは、「大原選手は、向かい合って身長がでかかった印象です。ファイトスタイルは、好戦的ですね。みんなが熱くなるような試合をします。つねに決めていることなんですけど、失神させます」といつもの決めセリフが飛び出した。

殺傷能力の高い大原の打撃が、アキラを失神させるのか

　打撃が得意な大原に対して、寝技を得意とするアキラ。大原は「打撃で打ち合ってくれるとお客さんは盛り上がってくれると思います」と期待するが、このリーチ差でアキラが打ち合うと不利になる可能がある。

　マイクを握ったアキラは、「俺と殴り合えるのかと舐めたことを言っていたので、分からせてあげます」と怒りモード。対する大原は、「いつも通り殴り合ってKOしたい」とクールにKOを宣言した。

　殺傷能力の高い2人の対決は、望みどおりに失神決着が見られるかもしれない。

【両者の経緯と実績】

　大原は約10年のキャリアで48戦の経験を持つ鉄人ファイター。長身とリーチを活かした打撃で昨年9月のRIZINでは矢地祐介を撃破（判定勝ち）。その後も北岡悟、ZST王者・小金翔らを破り、前戦は昨年11月の『RIZIN 』でラウェイ王者渡慶次幸平を秒殺TKO。現在6連勝と勢いに乗っている。

　対するアキラはバナナをこよなく愛し、超人ハルクのような筋骨隆々の肉体を誇る。五味隆典の一番弟子としてデビューし、修斗やパンクラスで活躍。昨年の10月大会でRIZIN初参戦を果たすと、強豪の阿部大治に一本勝ち、今年2月の『RIZIN TRIGGER 2nd』ではボンサイ柔術の鈴木琢仁に判定勝利した。

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