2022/03/20（日）UP
（最終更新：2022/03/21 15:05）

萩原京平に一本勝ちした弥益ドミネーター聡志

　3月20日（日）大阪・丸善インテックアリーナにて開催された『湘南美容クリニック presents RIZIN.34』のメインイベントで、萩原京平（26=SMOKER GYM）に三角腕固めで1R一本勝ちした、弥益ドミネーター聡志（32=team SOS）が試合後インタビューに応じた。

【動画】弥益が見事な三角腕固め、萩原は顔を歪めタップ

　弥益は開口一番「こんな嬉しいんだ」と喜びを語り「今回の試合は本当に怖くて、昨日の夜は子どもの顔が浮かんじゃうくらい怖かった」と勝利に胸を撫で下ろす。

　萩原と実際に戦ってみての印象は「イメージ通りだったですね。ここが弱点だろうなという所はイメージ通りで、そこは問題無く出来たかな」と予想範囲内だったと語る。
　しかし「相手が弱みを見せた時の嗅覚とか、攻め所をわきまえてる所を試合中に感じて本当に怖かった」と気が抜けなかったとも。

三角腕固めを仕掛ける弥益

　フィニッシュの三角腕固めも「想定には入ってました」と言う。
　萩原のセコンドである柔術家・岩崎正寛氏とは以前練習したことがあり「それが逆に付け所かな。その時に見せていなかったことを今回の試合で出したほうが良い」と裏をかいたと言う。三角は「元々得意で、レパートリーとして持っておいたものを一つ出した」と得意技が出た。

　今回の勝利は「ちゃんとした形で勝つことが出来て、本当に一安心」と改めて語った弥益。
　今までRIZIN戦績は1勝1敗で20年大晦日には朝倉未来戦にKO負け、昨年6月のベイノア戦では判定勝利したが、相手の反則も大きかった。
　弥益は「RIZINに出てからずっと結果が伴わないまま、知名度だけ上がっていって。道で声をかけて頂くこともあったんですが、その度に『なにもやってないのにな』という後ろめたさを常時感じていました」と複雑な思いがあったと言う。今回「罪悪感から開放されて胸が楽になっています」と喜ぶ。

試合後インタビューに応じた弥益

　サラリーマンとの兼業格闘家として知られる弥益は、明日も”休め”ない。
　明日21日は春分の日で祝日だが「知り合いの結婚式なんで、無事出席できて良かったな」と社会人としての役割がある。「試合決まる前から（出席）決まっていて、しかも受付やってくれって言われちゃったんで　どんな顔で受付するんだこれ」と笑う。

　リングマイクでは「格闘技に専念はしない」と叫んだが、インタビューの最後でも「もちろん、このスタンスでやらせて頂ければと思います。皆さんも飽きない間は付き合って頂ければと思います」と慇懃に挨拶した。

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