2022/05/07（土）UP
（最終更新：2022/05/12 15:44）

ナース風の衣装で計量に臨んだ中井りん

　5月8日（日）、後楽園ホールで開催する女子MMA（総合格闘技）イベント『DEEP JEWELS 37』の前日計量が都内にて行われた。

【フォト】中井りん、ナース衣装の全身写真、過去のSM女王姿、今回のナース別バージョンも追加

　DEEP JEWELSフライ級（56.7kg）トーナメントに出場する中井りん（修斗道場四国）がナース衣装で登場した。すでに組み合わせは決まっており、準決勝で中井はTe-a （AACC）と対戦する。決勝へ進出した選手が、杉山しずか（リバーサルジム新宿Me,We）と栗山葵（SMOKER GYM）の勝者と激突する。

　中井は、バキバキの肉体を披露して56.35kgで契約体重をパスしてマッスルポーズ。均整の取れた肉体美のTe-aも56.50kgで契約体重をパスし、こちらも気合いのマッスルポーズで対抗した。

注射器を持って笑顔で計量に臨む中井

　ナース姿で注射器を持って登場した中井は、「明日は見応えのある凄い試合になると思います。私は2試合がんばります。みなさん応援をお願いします」と抱負を語った。一方のTe-aは、「明日という日を自分の中で忘れられない日にしたいと思います」と気合いのコメント。元自衛官の体力を活かしての番狂わせに期待がかかる。

　計量後の囲み取材で中井に、今回のコスチュームについて質問すると「新型コロナウイルス撲滅のためにワクチンを意識した」と返答。毎回、ド派手なコスプレでファンを楽しませてくれているが、「時間に余裕ができたので、少しでも盛り上げるためにやりました」と笑顔を見せた。リング外でも楽しませてくれる中井＝コスプレという図式は、最大限のファンサービスなのだろう。

Te-aは、気合いのマッスルポーズ

　肝心の試合だが、今回はトーナメント決勝、準決勝が一日で行われる。このことについては、「柔道ではトーナメントが普通ですが、MMAでは初めてですね。第1試合と最後（第7試合）なので、それまでにどう過ごすか考えています。練習では最初と最後の内容を上げたりしていました」と中井。おそらく決勝までは、2時間くらい空くことが予想されるため、もしも準決勝を突破することができたらリカバリーがポイントになりそうだ。

Te-aと中井のフェイスオフ

　決勝は、杉山しずかか栗山葵の勝者となるが、「どちらが来ても同じです」と中井は拘っていない。だが、杉山とはRIZINで一度試合が組まれたが自身の体調不良で流れた経緯があるだけに「やるつもりでいます」と意識してきたことを明かす。日本一については、これまで結果で証明してきたが、「ベルトを獲れば再証明になります。あと、本当は優勝してから話すつもりでしたが、JEWELSに恩返ししたいと思っています。そのためにUFCに出て、どこまでやれるか試したいです」と世界の舞台へ再挑戦したいと断言した。

　決勝で杉山を破り、DEEPフライ級のベルトを手に入れて、UFCへ再チャレンジというのが彼女にとっては最高のシナリオになる。はたして、その野望はどこまで達成することができるのだろうか。運命のゴングは、明日、鳴らされる。

＜2人の近況＞

　元パンクラス王者でUFCにも参戦した中井は、前回の3月大会が2年半ぶりの公式試合となった。DEEP JEWELSフライ級（56.7kg）トーナメント一回戦は、RIZINにも出場した藤田大和の姉で、極真全日本女子軽量級2位の実績がある藤田翔子と対戦。2Rにパウンド連打で貫禄のTKO勝利をあげた。16年3月にUFCで判定負けを喫してから、無敗の7連勝で全てKOか一本勝ちとフィニッシュしており、今回のトーナメントで優勝し再びUFC参戦を目指す。

　対する“元自衛官ファイター”Te-aは、DEEP JEWELSフライ級（56.7kg）トーナメント一回戦で加賀谷花野（柔術＆MMAアカデミーG-face）と対戦する予定だったが、加賀谷が新型コロナウイルス感染により欠場となり不戦勝。いきなり準決勝で中井と対戦することとなった。

＜計量結果＞
▼第1試合　宗明建設presents DEEP JEWELS フライ級 GP 2022 準決勝 5分2R
中井りん（修斗道場四国）→56.35kg
vs
Te-a（AACC）→56.50kg

▶次ページは、【フォト】中井りん、ナース衣装の全身写真、過去のSM女王姿、今回のナース別バージョンも追加