2022/06/24（金）UP
（最終更新：2022/06/24 17:28）

所英男（左）とDEEP王者・神龍誠が会見で並ぶ

　7月31日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.36』の対戦カードが発表された。57kgのフライ級契約で注目の一戦、ベテラン所英男vsDEEPの同級王者・神龍誠戦が決定した。

　所は2005年にHERO’Sで当時同階級最強と呼び声のあったアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラを降してブレイク。“闘うフリーター”の異名を取り、DREAM、VTJといったリングで活躍し、RIZINでは才賀紀左衛門、山本アーセン、太田忍を降してきた。

意気込みを語る所

　所は今回の試合について「フライ級に落とすのは9年ぶりなんですけど、格闘技でやり残したことなんだろうって考えたら、VTJでウィル・カンプザーノに（13年10月、フライ級相当の一戦で）判定負け、ベラトールで（15年3月、L.C.デイビスに）判定負け、その2つが自分の中でやり切りたい気持ちがあって、RIZINの関係者の方にも『フライでどうか』と言ってもらって、“まだやれるかな”っていう期待も自分の中であるので、フライ級で頑張ります」と説明し、キャリアでの忘れ物を取りにいくかの心境を語った。

ベルトを2つ肩にかけて会見に出席した神龍

　対する神龍はレスリングをベースに15歳にしてプロデビュー。そこから7戦無敗で突き進み、17歳にして挑んだ和田竜光とのDEEPフライ級タイトルマッチこそ敗れたが、翌年同級暫定王座を獲得し、DEEP史上最年少、18歳にして王者となった。同王座は今年5月に統一して正規王者になり初防衛にも成功、RIZINには2年ぶりの出場となる。

「お久しぶりです。フライ級日本最強の神龍誠です。対戦相手の所選手、引退試合で俺みたいな天才とやれて、本当によかったと思います。今回のテーマは“オヤジ狩り”なので、残酷にボコボコにします」

向い合う所（左）と神龍

　強気な、歯に衣着せぬ発言をした神龍だが、所は「本当に日本でトップの選手ですごくカッコよくて強くて、みんなが憧れるような選手になっていると思います。“負けねぇぞ”っていう気持ちと“3Rやり切ってやる”っていう気持ちを毎日言い聞かせて過ごしてます」と実力を認めつつも、ベテラン選手の意地を見せる心構えを示した。

　また神龍に「引退試合」と称された所だが、「RIZINであと3戦やりたい」と反論、まだまだ現役を続ける意気込みだ。

　試合当日は44歳の所に対し神龍は22歳とダブルスコアの年齢差での対戦となる。フライ級新旧対決、勝つのはどちらか。

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