2022/06/24（金）UP
（最終更新：2022/06/24 15:23）

関根“シュレック”秀樹（左）とスダリオ剛が対戦決定

　7月31日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.36』の対戦カード発表会見が、24日都内にて行われた。120kg契約、関根“シュレック”秀樹（ボンサイブルテリア）とスダリオ剛（フリー）のヘビー級マッチが決定した。

　両者は今年4月に関根がスダリオの双子の弟・貴賢神と対戦。2Rにサッカーボールキックで関根がTKO勝利しており、今回はスダリオにとって仇討ちマッチとなる。

　関根は元静岡県警の刑事から40代にしてプロ格闘家へ転向、RIZINで活躍する同門のホベルト・サトシ・ソウザ、クレベル・コイケらと磨いた柔術技で現在RIZINで2連続TKO勝利を上げ、プロレスラーとしても活動している。

　対するスダリオは大相撲・貴乃花部屋で新十両まで進んだ後に総合格闘技へ転身。2020年9月にRIZINでデビューを飾るとプロレスラーを相手に3連勝、しかし昨年6月シビサイ頌真にリアネイキドチョークで一本負け。10月に再起戦で勝利したが練習中に怪我を負い、今回は9ヵ月ぶりの復帰戦となる。

会見後のフェイスオフで向かい合う両者

　関根にとってスダリオ戦は「デビューの時、鳴り物入りで来るっていうことで手を挙げさせてもらったつもりでしたが、なかなか縁がなく、この大会が決戦ということになってしまいました」と念願の一戦。これまでもオファーがあったがプロレスの試合と重なってしまい、何度かの延期を経てようやくの実現となる。

「（スダリオは）デビューしてから3人のプロレスラーにKO勝ちして、プロレスラーの自分としては“プロレスリングの強さを証明しなければいけない”と思っています」と関根は必勝宣言。スダリオを「素質がスゴい」と認めるが、「男だから燃えちゃいますね。スダリオ選手、ど突き合いましょう」と熱戦を呼び掛けた。

　一方、スダリオは怪我から今回の試合までの間にアメリカでの修行を行い「怪我する前より、またさらに強くなって帰ってくることができました」と成長に自信を見せる。対戦相手の関根に対しては「僕が負けた相手（シビサイ頌真）にも勝っていて、いま一番脂が乗って美味しい時なので、そこで僕がぶっ倒してかっさらおうと思ってます。以前“子どもに大人の厳しさを教えてやる”みたいなコメントをされていたので、ガキの勢いと成長ぶりを教えてやろうと思ってます」とこちらも激闘を予感させた。

　スダリオが関根に弟・貴賢神の敵討ちを挑む図式と思われたが、貴賢神と情報のやり取りはないと話し、あくまでスダリオ個人として関根に挑む腹積もりだ。

「ヘビー級戦線は“ストップ・ザ・シュレックというところだと思う」と榊原信行CEOが話したこの一戦、ヘビー級らしい迫力の攻防が見られるか。

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