2022/10/01（土）UP
（最終更新：2022/10/01 10:29）

パンチを実演指導する井上尚弥

　9月30日（金）、都内にて『SIXPAD（シックスパッド） EMSシリーズ累計出荷台数300万台突破記念キャンペーン特別オンラインイベント』が開催された。
　同イベントに、SIXPADブランドパートナーを務めるプロボクシングWBAスーパー＆WBC＆IBF世界バンタム級王者・井上尚弥（大橋）が、スペシャルゲストとして出演。抽選で選ばれた一般参加者約50名に向けて、20分弱の間、解説を交えながら、ボクシングのジャブ・ストレート・フック・アッパーといった4種類のパンチを実演指導した。

【フォト】井上尚弥が4種のパンチ指導、バキバキ腹筋や鬼出現の背筋写真も！

　井上は、「ジャブはプロボクサーの場合ノーモーションで破壊力を出すが、フィットネスやエクササイズ的に行う場合は肩と腰を入れて打つ」「ストレートは右の腰で右の肘を押し出すイメージ」「フックは構えた状態から出すと肩の可動域が難しいので、簡単なのはワンクッション入れて、膝と腰を落としてから出す」「アッパーは腰で肘を押し出して相手の顎に向かって突き刺す」などと解説。
　画面越しに参加者の動きを見ながらアドバイスも行い、最後は高速コンビネーションのシャドーを披露した。

パンチを打つコツなどを解説した

　ちなみにコンビネーションの時に意識することは「単発でやっていたものを頭で理解することも大事、いちばんは体に染み込ませることが大事なので、最初は鏡を見てフォームを確認しながらやっていくこと」だという。

　その後、イベント参加者からの質問に答えた井上。

質問　強くいるための秘訣は

「自分に満足しないことが重要なのかなと思っていて、毎回試合に勝ち続けることによって、自分のボクシングに満足してしまったら成長が止まってしまうと思うのですが、それ以上に向上心を高めて、より強くなれるところはなんだろうという事を考えながら、自分と向き合いながらやっていくことが毎試合成長していける秘訣なのかなとは思っています」

質問　筋トレをやってみたくてもYouTubeやTikTokを見てしまいます。怠けたくなる気持ちに勝つ秘訣は

オンライントレーニング参加者の様子

「ボクシングが好きで、本当に練習するのが好きでやっているのでそういうことはないのですが、怠けたくなる時はありまして、朝のランニングで『今日眠いなあ』とかありますけど、近々の目標のことをすごく考えるようにしていて、そこに向けて自分が今何をやらなければいけないのかをすごく考えながらやることと、試合が終わったら1ヶ月くらいはダラーっとオフの期間を作るので、そこで割と充電、回復して次に向かう、メリハリをつけるようにしていますね。
　これが試合が終わってもすぐトレーニングが始まってしまったら、多分メリハリもなく、今日休んじゃおうかなということも多々あると思うのですが、自分はメリハリをしっかりと作ってやるようにしています」

質問　ボクシングの試合後でも整った顔をキープされていますが、防御力はもちろん高いと思いますが、そんな井上選手でも今までで一番大きな顔の怪我は？

「試合を通して、顔に傷を負ったのは、ドネア1戦目のカットくらいですかね。基本的には打たせないで打つボクシングを心がけているので、なるべく顔に傷を作らないよう意識してやっています」

質問　無人島に1つだけ持って行って良いならどんなトレーニングを持って行かれますか？

参加者と記念写真

「まじで考えたことなかったですね、こんなこと。1つだけ選ぶとするならば、サンドバッグ打ち。サンドバッグ打ちだとフォームもしっかりやることができるし、打ち込むことでスタミナのトレーニングもできる。サンドバッグのトレーニングで色々とできるのかな、と今ふと考えて、それを選びます」

質問　きれいな腹筋や筋力を作るには

「自分たちも、きれいな腹筋をつけたいと思って腹筋のトレーニングをしているわけではないのですが、足を押さえてやる腹筋のトレーニングや、どこかに掴まって足を上下に動かすトレーニングなど、基本のトレーニングしかしていないです。それでも自然ときれいな腹筋がついてくるので、基本的な腹筋のトレーニングを毎日積み重ねていけば、いつかはつくんじゃないかと思います」

　質疑応答を終えると、最後に井上は「今日、オンラインという形でボクササイズをやらせてもらったのですが、自分も初めての試みで、すごく楽しかったですし、また次やりたいなという気持ちにもなりましたので、機会を設けて皆さんとまたお会いできることを楽しみにしたいと思います。今日はありがとうございました」と、参加者へメッセージを送った。

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