【RIZIN】 武田光司、出るかジャーマンスープレックス！「相手を壊す技の一つ。行ける時は行きます」

2022/10/21（金）UP
（最終更新：2022/10/21 20:37）

　10月23日（日）マリンメッセ福岡にて開催される『RIZIN.39』のRIZIN MMAルール：5分 3R（71.0kg）で、ザック・ゼイン（アメリカ）と対決する、武田光司（BRAVE）が個別インタビューで、“ジャーマンスープレックスを使いたい”と明かした。

【フォト】ジョニー・ケース下した武田の芸術ジャーマンスープレックス

　今大会の意気込みを聞かれた武田は、「いつも試合前は緊張とか恐怖があるんですけど、今回は楽しみで仕方がない」と声を弾ませた。今年4月に強豪スパイク・カーライルに一本負けを喫したものの、7月には強豪のジョニー・ケースからジャーマンスープレックスを決めて判定勝ち。世界のトップ戦線で戦っているケースを下したことが、大いに自信となっているようだ。

　今回も武田にはジャーマンスープレックスに期待がかかるが「バックに回るのはコントロール重視でもありますが、ジャーマンスープレックスは相手を壊す技の一つ。行ける時は行きます」と前回の再現が見られる可能性も十分にありそうだ。

　ただ対戦相手のゼインは、ハワイで行われたRIZINトライアウトで最終選考に残った選手で、15勝のうち10勝が一本勝ちと柔術で培った極めの強さを持っている。
　個別インタビューでゼインは、「武田選手をリスペクトしています。彼のジャーマンスープレックスも見ましたし、かなり強豪なので体力とスタミナを強化してきました。彼は野性的な強さを持っているようなので、サメやライオンになって戦おうと思っています」と抱負を語った。

　武田が話しているように寝技の印象があるゼインだが、「私は回転系や飛び技などの打撃が好きです。須藤元気さんのような動きを見せたいと思います」とも宣言している。少しでも油断すれば、武田は地獄に落とされるかもしれない。

　だが武田は、「自分は不器用なので勝ち負けも大事ですが、つねに挑戦していきたいと思っています。4月に負けた時にそういう考え方になって、7月に勝って世界のトップ選手と肌を合わせて自分の立ち位置が分かってきて、挑戦をテーマにやっていこうと思いました」と少しも浮かれた様子はない。

　試合のイメージは、「グラップリングには自信があるんですけど、まだそこから一本を獲りにいく姿を見せていないので、今回の試合で出せればいいですね」と武田。ゼインは「日本やアジアを驚かせる試合をします」と語っているだけに、自然と期待値が高まってくる。

　武田のジャーマンスープレックスが炸裂するのか、それともゼインのトリッキーな技が見られるのか、明後日の試合が楽しみだ。

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