2022/11/06（日）UP
（最終更新：2022/11/06 10:34）

奥田（左）と久保が前日計量で睨み合う

　本日11月6日（日）に愛知・ドルフィンズアリーナにて開催される『RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA』、第1試合にはRIZINで初勝利を目指す二人、元K-1王者の久保優太（PURGE TOKYO/BRAVE）vsプロレスラーで巌流島全日本武術選手権優勝の奥田啓介（フリー）がMMAルール（66.0kg）5分3Rで対戦する。
　互いにRIZINでは0勝2敗。3度目の正直で初勝利を収めるのはどちらか。
　昨日の前日計量では互いに鍛え抜かれたボディでマッスルポーズを決めコンディションの良さを伺わせた。

【フォト】前日計量で見せた久保と奥田の鍛え上げたマッスルボディ

　一昨日の個別インタビューで久保は元K-1王者らしく「格闘家“久保優太”の本気の戦いを見せる。思いっきり顔を殴って、失神KOを見せたい」と語っていた。久保は昨年9月にRIZIN初参戦。五輪レスリング銀メダリストの太田忍とMMAルールで対戦し、判定負けを喫した。続く12月にはシバターと対戦するも腕十字で一本負けし2敗、共にグラップラーであり、奥田に対し寝技対策がどこまで向上しているかも勝負の鍵となるだろう。久保はシバターとの八百長疑惑問題を経て11カ月ぶりの再起戦、負けられない一戦だ。

奥田vs久保、勝つのはどちらだ

　対する奥田は大学時代にレスリング世界選手権でグレコローマン84kg級9位の成績を残し、現在はプロレスラーとして活躍。格闘技イベントの巌流島全日本武術選手権ではレスリングと空手の経験を生かし勝ち上がり、決勝では所英男やアンディ・サワーにも勝利している西浦“ウィッキー”聡生（修斗）にタックルを中心に組み立て勝利、優勝した。

定アキラ（左）と故・アントニオ猪木さん

　打撃力も持ち合わせ、09年のアントニオ猪木主催興行IGFでのプロデビュー戦では高校生同士の対決で定アキラを相手に怒涛の打撃戦が伝説の試合となっている。
　以前、定にインタビューした際、「お互い初のリングで緊張してる中、10分間フルでぶん殴りあって確か僕は太もも蹴られすぎて筋断裂して、奥田は眼窩底やっちゃって。それなのに母ちゃんに翌朝無理やり起こされて車椅子で高校まで登校したのを今でも忘れられない思い出です」と激しい打撃戦を振り返り、さらに奥田のRIZIN挑戦については「後先考えずに相手をぶちのめす、それが奥ちゃんのスタイルなので見てて心配はしますけど頑張ってほしい」と語っている。

奥田はタックルを駆使し18年の巌流島で優勝

　そんな奥田だが、RIZINでは前述の通り久保と同様に0勝2敗。昨年10月のRIZINデビュー戦では鈴木博昭にタックルを仕掛けたところに膝を合わされ、倒れたところにパウンドでTKO負け、続く11月にはMMA全フィニッシュ勝利のグラント・ボグダノフにチョークで一本負けを喫しており、次こそRIZIN初勝利が欲しいところ。
　フィニッシュは「オレの打撃で終わる。いや、ラリアットで決める」と豪語しているが、果たして得意のタックルと打撃で久保を倒すことができるか。

　RIZINの見所を語るチャーリーズガイドでは「奥田はバックボーンのレスリングを使うべく大きな打撃と共に一気に距離を詰め戦いたい。久保は組むより打撃の距離で戦いたい。互いのストロングポイントが両極端なので先に自分の得意な形を作る事ができた方がそのまま流れを掴む」としている。

　14時から本戦が開始され、その第1試合がこの両者、3度目の正直に初勝利はどちらか。

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