生まれつき両脚のない米国人男性、なんと総合格闘技に挑戦！夢は世界最高峰UFCファイターに

2022/12/16（金）UP
（最終更新：2022/12/16 12:28）

　生まれつき両脚のない米国人男性のザイオン・クラーク（25）が、なんと総合格闘技（MMA）のデビュー戦を行う。

【フォト＆動画】“両脚がない”クラークがタックル！その驚異的な身体能力

　オハイオ州出身のクラークは筋骨隆々のマッスルボディを持つ青年。しかし、下半身の脊椎の発達が損なわれるという遺伝子疾患（尾部退行症候群）のため、生まれつき両脚がない。
　そのクラークが今月17日（日本時間18日）米国サンディエゴ州で開催のMMAイベント「Gladiator Challenge」に出場するのだ。

　クラークはこれまでトップアスリートとして数々の実績を積み重ねてきた。高校、大学時代はレスリングで活躍し、ギネス世界記録にも挑戦。両手を使用したボックスジャンプ、両手を菱形に組んで行う腕立て伏せ、両手だけの20m走と、3つのギネス世界記録を保持している。
　さらに、2024年のパリ五輪・パラリンピックでは、五輪でレスリング、パラで車椅子レースでの米国代表出場を狙っているのだ。

　次々と挑戦を続けるクラーク。今回のMMA挑戦について米国芸能メディア「TMZ」の取材で「私にとってこれはレスリングと同じ。レスリングでも健常者と戦い、倒してきた。だから、今回の健常者とMMAで戦い、KOするんだ」と意欲を見せた。

　将来はUFCと契約することが夢だとするクラーク。今回のMMAデビュー戦の相手はプロ4戦のキャリアを持つ選手だが、果たしてどの様な戦いを見せるのか、注目だ。

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