2022/12/28（水）UP
（最終更新：2022/12/29 07:59）

格闘技歴35年のラーメン店主、引退試合に悲しい幕切れ、部外者がタオル投げる「なんて事するんや！」

ラーメン☆TSUBO（右）が引退試合で渾身のパンチ

第2試合　フェザー級3分3R
●ラーメン☆TSUBO (勇誠会)
TKO 2分（タオル投入）
○ゴールデンヤンキー(勇誠会)
ラーメン☆︎TSUBO引退試合

ラーメンが被弾を受け、大きくのけぞるシーン

　神戸市兵庫区の有名店『気合のラーメンつぼ』の名物店長が、ついに格闘技歴35年にピリオド打つ時がやって来た！
　これまでプロボクサーとしてもリングに上がり、キックを含めた戦績は22戦3勝19敗。
相手を務めたのはキックの試合で唯一ラーメンに黒星を喫した、ゴールデンヤンキーだった。
1R、長年のダメージが残るラーメンに対しゴールデンはジャブからストレートを叩き込む、前蹴りでラーメンが吹っ飛ぶも再開、闘う前からフラフラであるがパンチは効いてない様子でラーメンは前に出ながら大振りフックで応戦する。容赦なくゴールデンはパンチローを叩き込むがラーメンは前に出る。攻めあぐねたゴールデンは疲れ1R終了。

　2Rもゴールデンはラーメンに連打、するとリング上で「最後やろう！もっと打ってこーい！！」とゴールデンは顔面を出してのアピール、ノーガードでツボのパンチを受ける。遅いながらも両者足を止めて打ち合う姿に「ラーメンがんばれー！！」と会場からも温かい声援が飛び出す。
　感動のシーン、ラーメンは鼻から流血も見える。

アクセルの酒田に代表が最後に手を上げ、ラーメンはリングから下りた

　3R、両者気合を入れてのスタート。ラーメンは叫びながらパンチ振り回し向かっていく。ゴールデンもそれに応えて叫び、前回負けたゴールデンは今回は完全に勝ちを狙って行く。ラーメンも被弾を受けながらも打ち合いが続く中、突如試合が止まった。
　ラーメンのセコンドにいたラーメンの知人が所属ジムの許可なしでタオルを投げていたのだ。

　試合はストップされ、ラーメン無念のTKO負け、相手のゴールデンもアレ？と言う表情。
　これにセコンドや関係者が「なんて事するんや！」と怒り、観客からも大ブーイング。「最後までラーメンを見届けに来た！」と言うファンの怒りが収まらず会場騒然となる。結果、ラーメンの被弾が多く、終了のゴングもなってしまっていることから、試合は再開されず、ラーメンの格闘技人生はここで幕を閉じた。生涯戦績は23戦3勝20敗。

　主催者の話によると、タオルを投げたのは、たまにラーメンと練習してる別のジムの人で「鼻血が出てるのでと…」いう理由でタオルを投げてしまったそうだ。

　何とも残念な幕切れだが。会場からは「ラーメンお疲れ様！」と温かい檄が飛び、関西の名物選手、人気者が1人リングから去った。

　なおラーメンは「これからはラーメン一筋で生きていきます！今まで支えてくれてありがとうございました！」とコメントした。

『アクセル54 Xmasイベントin OSAKA』
12月25日(日)大阪福島コレガスタジオ
【全試合結果】
オープニングファイト
ジュニア45キロ
○大部玄太郎(FFC)
vs
●RYUSHIN(フリー)

○山﨑金太郎(FFC)
vs
●糀敦志(理心塾)

オープニングファイト
○大部玄太郎(FFC)
vs
●ryushin(フリー)

○山崎金太郎(FFC)
VS
●糀敦志(理心塾)

第1試合
○小林光輝(FFC)
判定3-0
●オイル(MFC)

第2試合フェザー級3分3R ラーメン☆TSUBO 引退試合
●ラーメン☆TSUBO(勇誠会)
TKO 3R 2分00
○ゴールデンヤンキー(勇誠会)

第3試合
○山本裕規(team大和)
判定2−1
●ラーテル湧人(契明ジム)

第4試合
●平井楓也
KO 2R 38秒パンチ
○乱太郎(猛者練愛媛)

第5試合
○八木敬志(猛者練)
判定 3−0
原田直人(コブラ会イースト)