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【アクセル】滝上正太が激闘を制しヘビー級王座防衛、ラーメン☆TSUBOが引退試合で死闘を展開

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2022/12/28(水)UP

滝上がジャンピングキック!ヘビー級の激闘を制し防衛に成功した

 12月25日(日)大阪福島コレガスタジオにてキックボクシングイベント『アクセル54 Xmasイベントin OSAKA』が行われた。
 今大会は3つのタイトルマッチが組まれ全てヘビー級では大激闘の末滝上正太が王座を防衛を達成。ライト級では西田浩樹が判定で初防衛、バンタム級ではMASAKINGが3ノックダウンでTKO防衛を果たした。
 そしてこの日の裏メイン的な存在としてアクセル名物の男であるラーメン☆TSUBO 選手の引退と言うことで詰めかけたファンにフルラウンドの熱戦を見せ感動に包んだ。
 また、2年前行われたアクセルを支えてきた国内最高齢プロキックボクサー鉄人黒田昌裕と主催者で空手家の酒谷敏生がガチのエキシということで殴り合い会場を盛り上げた。

第10試合メインイベント  
ヘビー級タイトルマッチ3分3R延長1R
滝上正太(聖空会)
VS
●安藤優介(猛者連愛媛)

安藤の攻めに王者滝上がローキックを蹴る

 3度目の対戦となる両者の対決は王者滝上が全勝、安藤は過去2度に渡り滝上の得意技三日月蹴りで試合ペースを握られフルマークでの敗北となっていた。
ところが、今回の安藤は違った、鬼の形相で滝上に襲い掛かることになる。

 1R、安藤がいきなり仕掛けた。滝上の蹴り技を封じるため接近してのパンチ連打、ほぼ3分間全く衰え見せずに攻める。ヘビー級でこれは最近見たことがない。滝上はパンチのうち終わりにジャブやローを返すがなかなか手数出ず。終始安藤ペースで1R終了。

滝上がハイキック!

 2R、滝上は反撃すべく、攻撃パターンを変えて前蹴りで距離を取り、安藤のパンチに合わせてのローキックで応戦。安藤は変わらずラッシュを仕掛けるが中盤やや疲れを見せ滝上のローを嫌がる。徐々にローが効き出し安藤は2度バランス崩しスリップ、だがノーダウンとなる。
後半、安藤が浮きを吹き返しパンチ連打。滝上はパンチ数発を被弾するものの決定打はなく。ローを効かせた滝上が有利で2R終了。

防衛に成功した滝上

 3R、安藤の足のダメージは顕著に見えるが、滝上がここで伝家の宝刀である三日月蹴りを出し安藤の脇腹に2、3発ヒットさせると安藤のガードが下がり失速、滝上のパンチも安藤の顔面を捉え出してきた、しかし安藤は苦しそうな表情を浮かべながらも滝上にやられたらやり返す復讐鬼の如く反撃、しかし、安藤の攻撃のパターンを読み、慣れてきた滝上はパンチからロー、膝、インロー、三日月とあらゆる技を出した安藤を止める。流石の安藤も後半は失速、滝上はローを数発蹴り、好印象をつけての試合終了!
判定は3者とも29:28、3-0で王者滝上が逃げ切る。3度目の対戦は過去最高の熱戦となった。

▶︎次のページはライト級とKOが出たバンタム級タイトルマッチ

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