2023/01/05（木）UP
（最終更新：2023/01/05 22:44）

49歳の天田が、再ブレイクを狙っている

　2月に開催される朝倉未来の1分間大会『Breaking Down7』に出場する選手オーディションの第4弾（全4回）模様が5日に「朝倉未来YouTubeチャンネル」で配信され、元K-1 JAPAN王者の天田ヒロミが参戦し、“150kgラガーマン”ノッコン寺田との試合が検討された。

【フォト】天田、恐るべきパンチが炸裂する場面

　オーディションのヘビー級枠に、天田ヒロミが参加した。天田は1999年3月にK-1でデビュー。日本人重量級の一角としてアンディ・フグやミルコ・クロコップといったトップファイターと拳を交え、2004年にK-1ジャパンGPで優勝した。旧K-1消滅後は新日本キック、HEAT、RISEなど様々な団体のリングに上がり、これまでに70戦以上のキャリアを誇っている。

オーディションでは、ノッコン寺田が天田に対戦を要求（朝倉未来YouTubeチャンネルより）

　天田は現在49歳、群馬県でジムを経営している。昨日4日からスタートしたYouTubeチャンネルで天田は、ブレイキングダウンに参戦した理由を次のように語った。

「RIZIN.38でシビサイ頌真選手のセコンドに就かせてもらった時、その同じ日の大会で朝倉未来君がメイウェザーのパンチをもらって『首痛てぇ』とか言っている姿を見て、凄いなと思いました。僕はボクシング業界にいたので、メイウェザーに触ることすらできないことは分かっていたんですけど、未来君のパンチが当たっていたんで、凄く練習してきたことが分かりました。その時、朝倉未来の後ろ姿が石井館長に見えました」と天田は、K-1にスカウトされた時の石井和義館長の姿が、朝倉未来と重なったのだという。

天田はノッコン寺田の対戦要求を受けた（朝倉未来YouTubeチャンネルより）

　朝倉未来のがんばる姿を見て、“もう一度、リングに立ちたい”という思いが湧いてきたようだ。今回のブレイキングダウンのオーディションでは、ノッコン寺田が対戦相手に名乗りを挙げ「未来ちゃん、この中で一番、実績があるのは天田さんなんで、やらせてくれんかな。マーク・ハントともやっているし、ジェロム・レ・バンナとも対戦してる。俺はボブ・サップとやりたかったんで、どうかなヒロミちゃん」と対戦を要求。

　天田が「俺は誰でもいいです」と了承したため、朝倉は「検討します」と一時、試合が検討されるということとなった。

　ちなみにノッコン寺田は、この後に安保瑠輝也とひと悶着あったため、どちらと戦うことになるのか注目が集まっている。もしも2月に試合が組まれることになれば、49歳の天田がブレイキングダウンで、もう一花咲かせられるか再挑戦することとなる。

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