2023/02/01（水）UP
（最終更新：2023/02/01 19:05）

朝倉未来（左）と平本蓮（右）

　4月1日（土）丸善インテックアリーナ大阪で開催される『RIZIN.41』の記者会見が1日に都内にて行なわれ、その後の囲み取材にRIZIN榊原信行代表が応じ、注目を集める朝倉未来と平本蓮の“法廷闘争”問題について言及した。

　榊原代表は「法廷闘争しながら、リングでも戦うことになるんじゃないですか」といい、訴訟が実際に行われた場合でもカードを組む事は避けないと明言。「法廷で争う程に腹が立っているなら（リングで）戦えばいいじゃんって普通になると思うんですよね。同じ階級なので」と、この騒動がマッチメイクの問題に発展しない考えを明らかにした。

　また、未来がが発言した訴訟を実際に実行に移すのか、本人からの確認を取っていないと前置きしつつ「僕らとするとそういう流れも含めてお互い言いたいこともあるだろうし、ぐちゃぐちゃ言ってないで、4月と5月の結果次第では、朝倉選手と平本選手がRIZINの舞台で決着をつける。そのように進めばいいかなと思います。その裏側で法廷闘争が始まっているなら、それはどうぞやってくださいと思います。前代未聞でいいんじゃないですか」と、両選手を擁し、中立な立場でのプロモーターとしての見解を見せた。

RIZIN榊原代表が会見に出席

　その一方で、榊原代表はメイウェザー戦後に未来が『今度のドミネーターに勝ったら遊んであげてもいい』と平本を挑発しことを引き合いに出し「最初に振ったのは未来」「伏線は回収しないとダメ」「目標とされる存在なので仕方がない」と、そもそもは未来が発端。訴訟云々はともかく、未来は平本とリング上での決着は付けるべきとの考えのようだ。

　果たして、未来と平本の遺恨は、榊原代表がいう“前代未聞”の戦いに発展するのか。今後の動向に注視したい。

＜朝倉未来と平本蓮の“法廷闘争”問題の流れ＞

　未来は1月中旬に突如「平本蓮を訴えてみたやってみよう。」「本気でやるよ、もう動いてる」とツイート。朝倉は平本が投稿したサザエさんのアナゴさんに未来の髪型にマジックで書いた画像が大バズりしていたのだ。これに対し、平本も「格闘家で訴えるとかめちゃくちゃダセーな。戦って決着つけろよ。全然訴えてこいよ、鼻デカ未来。裁判の様子とかYouTubeで余裕で元取れちゃうしね。グッバイ頭痛ニキ」と返し、両者の争いはリング上ではなく、法廷で行われるのか、と大きな騒動になっていた。

未来は平本を訴える理由として、平本が粘着的かつ一方的に絡んできたこと。平本の“トラッシュトーク”が格闘技に関係ない話題や、作り話、単なる侮辱など下劣な感じになっていていると説明。

また、この平本のやり方に“便乗”し一緒に悪口を言うファンが増えたことも危惧。メイウェザー戦でのKO負けで頭痛の症状が続き、複数の病院に通院した未来に対し、格闘技の危険性をよく理解していないファンから「頭痛ニキ」など揶揄されるのはいかがなものかと語っていた。

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