2023/02/10（金）UP
（最終更新：2023/02/10 16:35）

K-1とRISEが、それぞれの3月のビッグマッチで対抗戦6試合を行う

　2月10日（金）都内にて『RISE・K-1緊急記者会見』が行われた。両団体は昨年6月に開催された『THE MATCH 2022』で協力関係を築き、那須川天心vs武尊の世紀の一戦をはじめ対抗戦を実現した。会見には、RISEの伊藤隆代表、K-1の中村拓巳プロデューサーが登壇し、3月のそれぞれのビッグマッチから対抗戦をスタートすることを発表した。

【フォト3枚】那須川天心が武尊からダウンを奪う瞬間

　今回の記者会見で発表された対抗戦は、全6カード。まずは3月12日（日）国立代々木競技場第一体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2023 JAPAN～K’FESTA.6～』で、玖村将史vs鈴木真彦、斗麗vs安本晴翔、寧仁太・アリvs實方拓海の3カードが実現。

　続く3月26日（日）に東京・有明アリーナで開催の『RISE ELDORADO 2023』では、白鳥大珠vs佐々木大蔵、門口佳佑vs新美貴士、南原健太vs愛鷹亮の3カードが組まれた。

　対抗戦が組まれた経緯について伊藤代表は、「昨年10月くらいに、シュートボクシングの緒形健一代表、そしてK-1側の関係者と話しまして、考え方が一緒になっていきました」と距離が近くなっていったことを説明した。

　その考え方とは、「日本打撃格闘技の底上げです。日本でもMMAの人気が凄いので、立ち技の逆襲にしたいと思っています」と伊藤代表は明かした。

　K-1の中村プロデューサーは対抗戦に対して、「対抗戦は昨年のTHE MATCHで終わりと話していましたが、ファンや選手の対抗戦に対する思いや熱を感じていました。そういう思いが、今回動いた大きな理由です。決まったからには、やるならやるという気持ちです」と気合いのコメント。

　対抗戦の6戦については、「もちろん全勝」と中村プロデューサーが語れば、伊藤代表も「うちも全勝。当たり前です」と負けていない。

　気になる今後については、「まったく白紙です」と中村プロデューサー。伊藤代表は「僕も同じです。今回の対抗戦が盛り上がれば、今後の展開があると思いますが、まだ何も決まっていません。THE MATCHが終わり、格納庫に入って整備されているジャンボジェット機が滑走路に向かって走っている状況です」と語った。

　今回の6試合の結果が、どんな相乗効果を生むのか。THE MATCHのようなビッグマッチ開催への導火線に火が付いてくれれば、立ち技打撃格闘技の逆襲になることだろう。

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