那須川天心、4.8プロデビュー戦に「これはボクシングからの果し状」対する与那覇勇気「全力で殴り倒す」

2023/02/13（月）UP
（最終更新：2024/01/22 18:53）

　4月8日（土）有明アリーナにて那須川天心（帝拳）のプロボクシングデビュー戦が決定した。スーパーバンタム級6回戦で行われ、対戦相手は日本バンタム級4位の与那覇勇気（真正）だ。
　与那覇は10年のプロキャリアで17戦12勝（8KO）4敗1分の戦績。破壊力があるパンチが持ち味。那須川はこれに勝てば同級ランキング入りの可能性がある。

【フォト】天心が寺地や井上拓真と並ぶ！会見の様子も

　会見で那須川は「みなさん初めまして那須川天心です」と頭を下げると「今回の試合はボクシングからの果し状だと思っています。しっかりと勝って証明したい。尊敬と覚悟を持ってボクシングと戦う」とし「絶対チャンピオンベルトを巻きたい」と意気込んだ。

　対する与那覇は「何者でもなかったこの俺が超大物を食う。自分のパンチは空ぶっても会場がどよめくぐらい。もちろん当たったら一撃で試合は決まるしそれくらい危険な拳、その拳に挑戦してきてくれる、全力で殴り倒しに行こうと思います」とハードパンチャーとしての自信を語った。

　また、那須川は階級に関してスーパーバンタムかバンタムと言われてきたが、井上尚弥もいるスーパーバンタムを選んだことについて「キック時代からこの階級でやってきました（ベスト体重は55kgと言われていた）。これからそこでちょっと対戦して、そこから自分の適性を見つけるじゃないですが（確認）していきたい。井上選手に関しては、自分はまだ新人なんでこれからなのではないかと思っています」と井上に対しては新人なのでまだまだ、意識などは自身の今後の活躍次第とした。

　那須川は9日、B級プロテストで日本バンタム級の1位の南出仁（27＝セレス）とスパーリング。ヘッドギアと14オンスのグローブで軽快な動きと数々のヒットを見せ見事合格。3ラウンドのスパーリングでは、足を使いながら空間を保ち、サウスポーから繰り出す鋭い右ジャブから左、そしてボディを交えつつ、高速の連打も見せた。とくに離れぎわの右、相手の打ち終わりの右など前手の攻撃を中心にヒット！また攻撃をもらわない目の良さもさすがだ。果たして試合ではどのような動きを見せてくれるのか。

　またこの試合は、WBA、WBCライトフライ級王者の寺地拳四朗（BMB）とWBO同級王者ジョナサン・ゴンサレス（プエルトリコ）の3団体同級王座統一戦。そしてWBA世界バンタム級王座決定戦では井上拓真（大橋）とリボリオ・ソリス（ベネズエラ）が決定。この階級は井上尚弥が4団体世界バンタム級王座返上により4団体空位に。まず最初の王座決定戦は弟の拓真が挑むことになった。
　このW世界戦に那須川のデビュー戦という豪華カードが据えられた。

　なお、この試合はプライムビデオにて生配信される。

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