2023/02/09（木）UP
（最終更新：2023/02/09 17:43）

那須川天心がプロテストに合格、パンチにも自信

　キックボクシングからプロボクシングに転向を表明した那須川天心（24＝帝拳）が9日、B級（6回戦）ライセンスプロテストに挑み、日本バンタム級の1位の南出仁（27＝セレス）とスパーリング。ヘッドギアと14オンスのグローブで軽快な動きと数々のヒットを見せ見事合格した。キッキボクシングの師、RISEの伊藤会長も「腰が落ち、完全にボクシングスタイルになっている。天心の第２章が楽しみ」と語った。

【フォト】天心の左右のパンチがクリーンヒットする瞬間！

　3ラウンドのスパーリングでは、足を使いながら空間を保ち、サウスポーから繰り出す鋭い右ジャブから左、そしてボディを交えつつ、高速の連打も見せた。離れぎわの右、相手の打ち終わりの右、そして左へ繋げるなど前手の攻撃を中心にヒット！また攻撃をもらわない目の良さもさすがだ。
　相手を務めた南出は「ジャブ、カウンター、足も速かった。プロの洗礼を浴びさせようとしたけど、そうはならなかった」と驚いた様子だった。

天心の前手のパンチがヒット！

　那須川はスパーリング後はシャドウを見せ、B級プロテスト合格の証書をもらうと、囲み会見に臨むと「まずは貰わないことを意識してやりました。相手も強い選手なので」とし、「打撃に関してはキックボクシング時代からボクシングを教わってましたが、まずジャブだと。ジャブで全て制するように言われていました。前の手の攻撃を増やし、後ろの手は”おまけ”ではないですが、そういうつもりでやりました」と述べた。
　そしてキックボクシング時代から進化したところを聞くと「インパクトやタイミング、違うものができたのかと思う。お客さんとかも、”こんなパンチ打てるようになったのか”とビックリすることもあると思う。その自信はあります」と意気込んだ。

　デビュー戦は4月を予定、相手もすでに決まっているとのことだが、果たしてどのようなボクシングが飛び出すか、期待される。

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