【RISE】女王・宮﨑小雪、韓国の二階級制覇者と対決「圧倒して勝ち、K-1王者と戦いたい」=3.26

2023/02/15（水）UP
（最終更新：2023/02/16 02:43）

　3月26日（日）に東京・有明アリーナで開催される『RISE ELDORADO 2023』の最終追加カード発表会見が15日、行われた。RISE QUEENアトム級（-46kg）王者・宮﨑小雪（TRY HARD GYM）が、韓国『KTF』48kg・52kg王者ビョン・ギョホンと、-47.5kg契約で対決する。

【フォト】宮﨑が成人式で、ベルトと一緒に振袖姿／MISAKIとの激闘、バキバキ計量も

　王者・宮﨑の2度目の国際戦は、階級上の二階級制覇者となった。宮﨑は21年3月に王者・紅絹に勝利して、RISE王座を獲得した。昨年5月に小林愛理奈を相手に初防衛成功。10月には初の国際戦でペットルークオン・サーリージムを下すと、12月にSB日本女子アトム級王者MISAKIを下し、現在8連勝中だ。戦績は10勝1敗1分。

　対するボギョンは韓国『Kick Hero』の2018年48kg級トーナメント王者で、『KTF』の同級王者でもある。さらに昨年12月には、小林愛三とも2度対戦経験のあるイ・ドギョンを破り『KTF』52kg王座を戴冠した。多彩な蹴りを得意とするファイターだ。戦績は18勝4敗。

　会見には宮﨑のみが出席し「階級上のチャンピオンなんですけど、スピード、技術、パワー、全てにおいて圧倒して勝ちます」と全局面で勝利すると宣言した。

　ボギョンの試合映像を見た印象について「蹴りの方がうまく、やりづらさのある選手。身長も7cm大きい。不安は少しあるけれど、それを消すくらいのスピード、技術で圧倒する。相手の穴も見つけていて、この一か月で1個ずつ対策する」と冷静に分析し、準備を重ねてゆく。

　10日には本大会でのK-1との対抗戦が発表されたが、宮﨑は「女子の対抗戦は一戦も組まれていない。良い勝ち方をしてアピールしていきたい」と対抗戦出場にも目を向ける。

　会見後にK-1ファイターの誰と戦いたいかと尋ねると「K-1アトム級の王者と戦いたい。3月（12日の『K’FESTA』）のタイトルマッチ（王者パヤーフォンvs挑戦者・菅原美優）で、勝った方と戦いたい。どちらの選手というより、強いほうと戦いたい」と3月『K’FESTA』の勝者と戦いたいと語った。

　今月5日に20歳になったばかりの宮﨑は、1月に成人式を迎えた。20歳の節目を迎えたことで「プライベートでも選手としても、もっと強くならなくちゃいけない」と決意したと言う。

　目指すは「那須川天心選手や井上尚弥選手のように、感動を届けられる試合をしたい。私はファイトスタイル的に『どっちが勝つんだろう』というハラハラするようなものではない。でもその2人も打ち合ったりはしないけど、人の心を動かす試合をしている。『宮﨑小雪が頑張っているから、自分も頑張ろう』と思ってもらえるような選手になりたい」と気持ちを新たにする。

　宮﨑は階級上の強豪を相手に勝利し、他団体対抗戦や、さらには世界への道を進んでゆくことが出来るか。

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