2023/02/21（火）UP
（最終更新：2023/02/21 13:54）

セフード（左）が3年ぶり復帰、王者スターリング（右）に挑戦

　5月6日（土・現地時間）に開催される『UFC 288』で、五輪金＆UFC2階級制覇ヘンリー・セフード（35=米国）がついに現役復帰する。復帰第一戦はいきなり、現バンタム級王者のアルジャーメイン・スターリング（米国）へ挑戦だ。スターリングが自身のYouTubeで発表した。

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セフードが3本目のベルトを巻くのか

　セフードは2008年北京五輪の男子レスリング・フリースタイルの55kg級金メダリスト。14年にUFCに参戦し、フライ級とバンタム級の2階級を制覇。20年5月開催『UFC249』のバンタム級タイトル戦でドミニク・クルーズをTKOで下し防衛に成功した後、引退を宣言していた。
　その後は自身のSNSなどで復帰を匂わせる発言を何度も繰り返していたが、ついに確定したようだ。

　王者スターリングもまたレスリングをベースに持つが、ローキックなど打撃も得意とするオールラウンドファイターだ。18年3月にピョートル・ヤンから王座奪取し、昨年10月には元王者T.J.ディラショーをTKO勝利で下し、2度目の防衛に成功している。

ディラショー（左）をTKOしV2達成した現王者スターリング©️UFC

　スターリングはYouTubeで「5月6日、セフードの挑戦をとても楽しみにしてる、待ち切れない」と発表。続いて「この一戦は、互いのレスリング技術が相殺する可能性がある。その場合、打撃戦で決着をつけることになるかも。ウスマンvsコヴィントン戦のようにね」と19年、KO決着となったレスラー同士の名タイトル戦に例えた。
　
　さらにスターリングはセフードの経歴に敬意を表しながらも「早くお前の頭にスネを当ててやりたいよ。お前は良い奴だが、俺のレベルには達してない。レスリングでも打撃でも、なんでも教えてやるよ」とセフードより、自分のほうが上回ると煽ってみせた。

　またスターリングは上腕二頭筋断裂の怪我を負っていたが、手術はせずに回復の見込みとのこと。3年ぶりにオクタゴンへ戻る”トリプルチャンピオン”セフードは、現在8連勝中の王者スターリングに勝利し、3度目の戴冠を果たすことが出来るのか。スターリングが王者の意地を見せ防衛するのか。

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