2023/03/04（土）UP
（最終更新：2023/03/05 10:48）

木村ミノルが計量オーバーでペナルティで試合を実施

　3月5日（日）東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催される『KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”』の前日計量が4日、都内にて行われた。
　KNOCK OUT-RED -72.0kg契約に出場するクンタップ・チャロンチャイ（タイ/BTC GYM）は71.90kg、木村“フィリップ”ミノル（Battle Box）は1回目の計量で74.40kg（2.4kgオーバー）、2回目に73.75kg（1.7kgオーバー）、3回目も73.75kg（1.7kgオーバー）とタイムオーバーとなり、ペナルティで実施されることとなった。

【フォト】木村ミノルの3度の計量失敗シーンとそのボディ

　木村は、20年3月にトーナメントを制して、K-1スーパー・ウェルター級王座を戴冠。昨年11月にK-1との契約を満了し、12月28日の『INOKI BOM-BA-YE × 巌流島』では、矢地祐介とのミックスルール戦に出場してKO勝利で復活。今回はヒジありルールでの戦いに挑む。

　対するクンタップはルンピニースタジアムで2位、ラジャダムナンスタジアムで3位まで上り詰めた実力者。来日後は、WMC世界ウェルター級王座をはじめ数々の王座を戴冠、2004年にはアンディ・サワーとも拳を交えた。昨年10月、42歳にしてKNOCK OUTに参戦すると中島弘貴に判定勝ち。続く12月には津崎善郎を下して、KNOCK OUT-RED王座を戴冠した。

　木村は1回目の計量で契約体重2.4kgオーバー（試合は74kg）。そのまま2回目の計量に向けて、汗を流しに行った。会見は欠席で2回目に73.75kg、リミットタイムの3回目も73.75kgとなり、契約体重をパスできなかった。

　クンタップは「明日は良い試合を見せて、しっかり勝ちます。減量をしっかりして、戦えるようになってほしい。この日のために、しっかりと準備をしてきたんで」とコメント。さらに木村については、「すべての技に対して準備してきました。相手の木村は、すべての技が重いですが自分にはかなわないと思います」とまで語っていた。

　KNOCK OUTの宮田充プロデューサーは「公式ルールでは契約体重2kg以上が失格となります。今回は1.7kgオーバーのため、クンタップ側と話し合い、減点やペナルティで試合を行うことになると思います」とアナウンスした。

　どうやら試合が行われることで安堵したファンもいると思うが、どんな結果が待っているのか気になるところだ。　

＜計量結果＞
▼第10試合　KNOCK OUT-RED -72.0kg契約 3分3R・延長1R
クンタップ・チャロンチャイ（タイ/BTC GYM）→71.90kg
vs
木村“フィリップ”ミノル（Battle Box）→74.40kg（2.4kgオーバー）→73.75kg（2回目）→73.75kg（3回目）

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