【ONE】初参戦のパンクラス王者・山北渓人、元王者シウバに「早いラウンドで決着狙う」=3.25

2023/03/22（水）UP
（最終更新：2023/03/22 18:26）

　3月25日にシンガポールで開催される『ONE Fight Night 8』のMMAストロー級マッチにて、元同級王者のアレックス・シウバ（ブラジル）と対戦する、パンクラス・ストロー級王者の山北渓人（26=リバーサルジム新宿Me,We）が本日22日の試合前インタビューに出席した。
【動画】山北が腕十字を極めた瞬間！

　山北は専修大学レスリング部出身で、20年ネオブラッド・トーナメントのストロー級優勝者。パンクラスで3戦3勝を飾ると、21年2月に行われた『Road to ONE』に参戦し、修斗世界ランク8位の安芸柊斗にTKO勝利。昨年7月に王者・北方大地を下し、7戦無敗のまま戴冠した。

　対するシウバは柔術世界選手権を制し、12年にONEデビュー。17年に当時の王者・内藤のび太を下して王者となったが、翌年のリマッチで内藤に王座を獲り返された。戦績は11勝8敗だが、11勝のうち9勝は一本勝ち。アームバーを得意とするフィニッシャーだ。

　ONE初参戦となる山北。初戦が元王者のシウバに決まったことを「名前がある選手と出来る」と喜び、「MMAが強い柔術家」との印象を持つシウバに「元々、自信がある寝技をいつも通りに出して、さらに打撃で倒したい」と万全の準備で挑むことをアピールした。

　一方のシウバは戦前のインタビューで「2、3R位で一本勝ちをする」と一本勝ち宣言をしていたが、その事を山北に尋ねると「シウバ選手が（勝利への）自信があるのは伝わってくる。経験があるので、その自信は理解できる。しかし、自分をフィニッシュするのは難しい」と、逆に“極めさせない”自信をアピール。

　さらには、勝ち方が問われるとして「早いラウンドでの決着を狙う」といい、シウバの得意な腕十字で一本か、ONEルールでは解禁となっている、顔面へのグラウンドヒザ攻撃でKOを狙いたいとした。

　また、初戦を突破した暁には、早いタイトル挑戦を目指すとし、上位ランカーでは、かつてパンクラスでも戦っていた同級2位のボカン・マスンヤネ（南アフリカ）や修斗世界王者で同級3位の箕輪ひろばとの対戦にも興味があると意欲を見せた。

　無敗記録と“キング・オブ・パンクラシスト”のベルトを提げてONEに堂々の参戦の山北。シウバを相手にどのようなデビュー戦を飾るのか。注目だ。

▶︎次ページは【動画】山北が腕十字を極めた瞬間！

• 1
• 2

• ≪ 前のページへ
• 次のページへ ≫

●編集部オススメ

・【ONE】無敗の山北渓人、デビュー戦はいきなり元王者シウバ「軽く越えて次に行く」=3.25

・【パンクラス】山北渓人が北方大地から王座奪取

・【ONE】“計量失敗”の平田樹、「栄養士をつけた」と万全の準備、批判の声に「何とも思っていない」=3.25

・【訃報】ONE欧州強豪ユーリ・ラピクス、交通事故により27歳で死去、世界タイトル戦経験も