2023/04/19（水）UP
（最終更新：2023/04/19 13:09）

シウバ（右）が桜井（左）とラストMMA戦を希望(getty)

　元UFC世界ミドル級王者でPRIDEで活躍していたアンデウソン・シウバ（48=ブラジル）が、MMA最後の試合は桜井”マッハ”速人（47）と戦いたいと18日、ポッドキャスト番組で語った。シウバは桜井と01年に修斗のタイトルマッチで対戦している。

【動画】シウバが一昨年、元UFC王者を失神KOした瞬間！

　今年3月には、UFCの殿堂入りも発表されたレジェンドのシウバ。20年にUFCと契約を解除した後は、元ボクシング世界王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニアや、ジェイク・ポールらとのボクシング戦に集中し、MMA戦は行っていない。

　そのシウバが、ポッドキャスト番組『Fight Hub TV』で、MMA戦について言及した。
　シウバは「日本で戦いはじめたので、最後の戦いは日本で行いたい」と語る。

　シウバは01年8月に大阪府立体育会館で、当時の修斗ミドル級王者・桜井”マッハ”速人に挑戦し、判定勝利で戴冠している。それをきっかけにPRIDE、UFCと参戦し、格闘技界を昇竜していったのだ。

　MMA最後の対戦相手は、誰がいいかと問われたシウバは「桜井速人との試合だ。これは私たちにとって良い戦いだと思う」と、桜井に対戦希望した。

　以前からシウバは以前から「俺が一番初めにベルト獲ったのは修斗、そこからキャリアが始まった」と思い出深い試合として桜井戦を上げていた。

　これを知った桜井はSNSで「アンデウソンシウバが俺と引退試合したいと言っているのは本当か？是非おれもやりたいな」と前向きな姿勢。そこで電話して聞くと「選挙戦が終わったらトレーニングに入る。以前負けて次はこうしようと言うのがある。次はアンデウソンに勝てる。東京ドームだな、是非見にきてよ」と意気込んだ。

　実現すれば、桜井は16年にRIZINで坂田亘にTKO勝利した以来の、MMA戦復帰となる。
　なお現在桜井は茨城県龍ケ崎市議会議員選挙の二期目に再び立候補するため、選挙運動に励んでいる。　　

　シウバはボクシングについては「毎日トレーニングしており、絶対にまた続けたい」と意気込んでおり、コンディションについては万全のようだ。
　シウバのMMA勇姿が、桜井相手に日本で見られるのか、注視したい。

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