【ONE】チャトリCEO「絶対、ロッタンが天心に勝った」ジャッジについて持論を展開
5月9日(火)元K-1三階級王者・武尊(31=team VASILEUS)が記者会見を行い、アジア最大級の格闘技団体『ONEチャンピオンシップ』と複数契約を交わしたことを正式に発表した。会見にはONEのチャトリCEOも出席し、18年の”那須川天心vsロッタン”戦について、持論を展開した。
チャトリCEOは、タイ人の父と日本人の母を持ち、日本語も話せる。しかし今回の会見ではチャトリCEOが英語でコメントし、通訳が日本語で伝える流れになった。
チャトリCEOは通訳を通し、まず「魔裟斗選手のことも、天心選手のことも、武尊選手と同じくらい大好きです」と日本選手たちをリスペクトする。
しかし続けて「真実を言うならば、日本で試合をしているということは、日本のチャンピオンに採点が甘くなることが多々あったと思います」と持論を展開する。
さらに現在ONEの看板選手の一人であるロッタンが18年、RISEで那須川天心に判定負けしたことに触れ「結果的に天心選手が勝ったことになっていますが、実際に天心選手が勝ったと思っている方はどれだけいらっしゃるでしょうか」と通訳が訳す。
ここで突然、チャトリCEOがマイクを握り、日本語で「絶対、絶対ロッタンが天心に勝った。でもジャッジに騙されちゃった、本当のことを言ったら」と熱くコメントした。
続けて「世界中みんな知ってる。やっぱり日本のジャッジは、日本の選手にフェイバリット。ONEには絶対こういうことは無い、世界レベルだから」とONEには地元判定は無いと断ずる。
そして「だから、武尊のことをリスペクトしている。ガッツを持ってる。チャンスをあげたい、これは新しい歴史になる」とONEに参戦する武尊を称えた。
また、英語に戻ると「ONEで世界タイトルを取ることがあれば、それは大谷選手がメジャーリーグでタイトルを獲ったことに匹敵する価値がある」と武尊のONE世界王座獲得にエールを送った。
ロッタンは以前から武尊との対戦を希望し、今月6日のONEフライ級ムエタイ世界王座を防衛後も武尊に「早く戦おうぜ。いつでも、どこでも戦う準備はできている」とメッセージしている。武尊も強い意欲を見せており、今回のONE参戦で2人の対決が実現に近づいている。
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