2023/05/10（水）UP
（最終更新：2023/05/10 20:01）

プロボクシングで日本連続KO記録を持つ渡部がブレイキングダウンのオーディションに登場した。（朝倉未来Youtubeより）

　5月21日（日）、東京・プリズムホール（東京ドームシティ内）にて開催される朝倉未来の1分間大会『BreakingDown8』に向け、朝倉未来のYouTubeチャンネルでオーディション動画第4弾が9日に公開された。

　今回は格闘技経験者中心となったが、その中でも注目されたのはプロボクシングで連続KO日本記録を持つ元東洋太平洋2階級制覇の渡部あきのり（37）だった。
　渡部は「3年前に引退して次の目標がないなと思っていたところにブレイキングダウンが凄い盛り上がっているんで、もう一花咲かせてやろうと思ってここに来ました」とブレイキングダウンで復帰宣言だ。オーディションでのスパーリングでは勢いある相手をわずか12秒でKOしてみせ、健在ぶりをアピールした。

　渡部はオーディションに登場すると、「ほっそん（細川貴之）とは昔、2005年の全日本新人王で戦って自分が勝った。（細川が）こうして今注目浴びてるんで、もう一度やりたい」と宣言。
　現在、ブレイキングダウンに定期参戦する”ほっそん”こと細川貴之は当時西日本新人王。東日本新人王の渡部と対決し、その時は渡部が２RでKO勝ち。全日本ウェルター級新人王に輝いている。

　渡部は戦績について「一応15連続KOという日本記録も持っています。戦績は39戦33KO、そのうち1ラウンドKOが15戦くらいあるんで、ブレイキングダウンに一番自分が向いているのではないかと思う」とアピール。
　引退から3年だが、そのKOの実力はどうか。そこで朝倉はまず、オーディションに来ていた丸太喬仁に渡部とのスパーリングを振った。
　丸太は格闘技素人ながら1分ならプロ格闘家にも勝てるというブレイキングダウンの趣旨のもと、再び挑戦しに来たとアピールしていた。丸太はミスターブレイキングダウンと言われる川島悠汰に5秒でKO勝利した実績を持つ。この川島はブレイキングダウン1から参戦し、7勝（4KO）1敗。その一敗が丸太戦だったのだ。

　スパーリングが開始されると、丸太が勢いよく飛び出して飛び膝蹴りを渡部のボディに当て吹っ飛ばす。さらに連打の中で被弾はないものの、再びバランスを崩す場面もあったが、丸太の連打をよく見ながらカウンターの右フックを一撃！丸太がばったり崩れ落ち、わずか12秒で渡部のKO勝ち、KO連続日本記録保持者らしいところを見せつけた。

　渡部が勝ち、細川が「最高やったやんけ」と声をかけると、渡部が「熱いバチバチの打ち合いしようや」と言うと細川が「リベンジしたる」と言い本戦で対戦が決まった。渡部は再戦に「ロッキーとアポロみたいになれたら」と期待を膨らませた。

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