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元統一王者テオフィモ・ロペス、パッキャオの謎の”鍛錬棒”で身体叩き超悶絶、その効能とは

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2023/06/07(水)UP

ロペス(右)が世界戦目前に謎の棒で鍛錬 (c)getty

 元世界ライト級統一王者テオフィモ・ロペス(米)が、パッキャオの謎の鍛錬棒で苦痛に顔を歪ませている映像を5日、ESPN KnockOutがツイッターで公開した。なんとも痛そうだ。

【動画・フォト】ロペスが激痛に苦悶の表情、パッキャオも顔をゆがませ耐える!

 ロペスは21年11月に、ワシル・ロマチェンコから奪ったベルトを含めたWBA、IBF、WBO+WBCフランチャイズライト級王座から陥落。22年8月に階級を上げると2連勝し、今月10日に無敗のWBOスーパーライト級世界王者ジョシュ・テイラー(英)に挑戦する。

 動画では仁王立ちのロペスが、木製に見える細身の棒でピタピタとボディを叩かれると、歯をくいしばり目を閉じ、苦悶の表情で耐えている。軽く叩かれているだけのようだが、想像を超える痛みがあるようだ。

 さて、この棒によるトレーニングだが、”世界6階級制覇”マニー・パッキャオが行っていることでも有名だ。
 昨年5月、イーファイトがパッキャオにインタビューしたところ「このスティックは本当にすごく痛いんだ」と熱弁していた。

 パッキャオはこのトレーニングを「NO PAIN NO GAIN!※痛みがなくては何も手に入らない」と呼び「痛みに耐えるようになるためだ。試合しているときにパンチを受けたり、ぶつけたりする。そのため、普段から棒で叩くことで痛みに慣れておくんだ。心も身体もね」と、このトレーニングをおすすめしていた。

 この木製のスティックはフィリピンの武術「カリ」で使われるスティックのように見える。素材はラタンでできており、武術で使用するだけあってダメージを受けやすい。

 空手や中国武術にも部位鍛錬がある。骨を叩くことで、その骨の表面が傷つき、その修復を重ねることで骨が強くなると言うものだ。
 また、鍛えたい部位の筋肉をしっかり意識させパフォーマンスを向上させるために叩くタッピングというものがある。トレーニング中に鍛えたい筋肉を叩かれることにより、自然とそこに意識が行き、筋肉のパフォーマンスを上げるというもの。

 この叩くトレーニングには諸説ありそうだが、パッキャオやロペスといった超一流どころも行っている。鍛錬の効果を示し、ロペスには二階級制覇を成し遂げてほしい。

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