2023/07/01（土）UP
（最終更新：2023/07/02 07:49）

朝倉（右）とケラモフ（左）の試合について金原がコメントした

　7月30日（日）に開催される『超RIZIN.2』で朝倉未来（トライフォース赤坂）vs.ヴガール・ケラモフ（アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB）が行われるが、金原正徳が自身のYouTubeチャンネルで、この一戦への思いを語った。

【フォト】朝倉未来とケラモフのバチバチなフェイスオフ！

　配信された動画で金原は、サウナに入って水抜きをしながらスタッフの質問を受けるという構成で進行した。最初の質問は、“クレベル・コイケ1の時に朝倉未来の練習不足を金原が指摘していたが、今の朝倉未来をどう思っているか？”。それについて金原は「彼がどのくらい練習しているか分からないですけど、間違いなく前回はナメていたと思います」と返答した。

　周知のように朝倉はクレベル1で、三角絞めによる失神一本負けを喫している。金原は、クレベルをナメていた朝倉に敗因があると思っているのだろうか。

　そして、「前回の試合（牛久絢太郎戦）で、朝倉未来選手の身体がデカく見えたんです。これは練習をやってんなと思いました」と金原は変化に驚いたという。

4月の山本空良戦後、対戦要求したケラモフへの思いを語った金原

　朝倉が練習すれば、“もっと上へ行ける”と思っている金原にとって、そこは重要なポイントのようだが「ただ、どこまでのテンションでやっているかが問題。僕らは、ずっと同じテンションでやってきているので、それが分からない。でも彼がケラモフというターゲットが決まったということで、長いスパンで格闘技と向き合えるのはいいことだと思う」と話した。

　さらに「彼と僕の立場は全然違うんで。お金と地位を得た人間が、こんなに辛いことをやって何になるのかというのが、彼にはあったと思います。それが前回の試合を見て“吹っ切れているな”と思いました」と続け、“オーディエンスがそれを求めている？”の質問に対しては「だからこそ、ケラモフを指名したんでしょうね。誰もが強いと思われるケラモフに挑戦することは、一般層にも響く」と分析した。

　金原自身もケラモフを指名していただけに、強い選手と戦いたいという思いは一緒なのだろう。

金原は自身のYouTubeチャンネルでケラモフ戦に臨む朝倉未来にエールを贈った

　金原は「僕は、一番強いのがケラモフだと思っています。でも、未来に勝ってほしいという思いは少なからずあります。それは、日本人にがんばってほしいし、彼の人間性も好きだから。勝ってもらえれば、僕がケラモフが一番強いと思っていたことを彼自身が否定してくれることになる。そうしたら僕が、“朝倉未来お前が一番強いんだろ、やらせてくれ”と言うことができる」と笑顔を見せた。

　最後に、「もちろん、僕も次戦で勝つことが条件になってきますが、彼の挑戦には僕も乗れることができる。僕も負けないようにがんばります」と付け加えた。

　ケラモフを指名した2人には、“強さへの挑戦”という共通した志がある。もしも朝倉がケラモフに勝つことがあれば、朝倉vs.クレベル2だけではなく、金原との試合も見たいと思うファンもいるはずだ。これで7月30日の朝倉vs.ケラモフの楽しみが、さらに増えたと言えよう。

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