2023/07/16（日）UP
（最終更新：2023/07/17 11:31）

野杁正明が強靭ボディ、ルーマニア強豪に「楽しんで倒す」

　7月17日（月・祝）に東京・両国国技館にて開催される『K-1 WORLD GP 2023～スーパー・ウェルター級＆女子フライ級ダブルタイトルマッチ～』の前日計量が16日に都内で行われた。
　-69.5kg契約マッチにて対戦する、野杁正明（K-1 GYM SAGAMI-ONO-KREST）とアマンシオ・パラスキフ（ルーマニア）が共にリミットの69.5kgのジャストで計量をパスした。

【フォト】野杁の強靭ボディ、相手はタトゥー見せてマッスルポーズ

　野杁は仕上がった強靭ボディで登場。フェイスオフでは鋭い眼光でアマンシオを睨むも、表情は崩さず、いつもの冷静沈着な表情を見せた。

　野杁は「（アマンシオは）プロボクシングで試合をしているので、パンチの選手だと思う。しかしパンチでも蹴りでも行ってもいい。全てにおいて上回る練習はしてきた。明日、試合が始まって決める感じ」といい、相手の自信満々な態度に「自信がないより、自信がある方がいい。日本に来て、計量をパスして、ちゃんと明日試合ができるのが感謝。だからこそ、リング上で楽しんで倒そうかと思う」と変わらずの余裕を見せた。

会見後に並んだ野杁（左）とアマンシオ

　一方のアマンシオは「心身共にコンディションは良い。彼から全てを奪うつもりでここにきた」と笑顔。野杁は今回の試合について、“会場が静まり返る様な残酷なKOを見せたい”と発言したことへの気持ちを尋ねられると「別に何も思うことはない」「相手が誰であろうと、常に準備ができている」と、真っ向勝負する構えだ。

　野杁は21年にK-1で2階級制覇を達成した絶対王者。昨年6月の『THE MATCH 2022』ではシュートボクシングの海人に延長判定で惜敗。再起戦となった今年3月の『K’FESTA.6』では、K-1 MAX参戦経験もあるジャバル・アスケロフを初回KOしている。

　アマンシオはルーマニアの団体『SUPER COMBAT』世界ミドル級（-72.5kg）王者で、他にも『Fight Clubbing』の世界同級王座など、多くのベルトを持つ選手だ。

　17年にベラトールキックでジョルジオ・ペトロシアンと、18年にはエンフュージョン2階級制覇タイフン・オズカンとも拳を合わせ、いずれも敗れはしたものの激闘を繰り広げている。またプロボクシングにも参戦し、4戦4勝を挙げているハードパンチャーだ。キック戦績は43戦（19KO）11敗1分。

　果たして、野杁は宣言通り、“会場が静まり返る様な残酷なKO”を見せることができるのか。

＜計量結果＞
▼第19試合/スーパーファイト/-69.5kg契約/3分3R・延長1R
野杁正明（K-1 GYM SAGAMI-ONO-KREST）→69.5kg
vs
アマンシオ・パラスキフ（ルーマニア）→69.5kg