【ボクシング】”スペンスvsクロフォード”をタイソンらレジェンド勢が予想、現役王者たちは逆の意見
また世界6階級制覇のオスカー・デラホーヤもクロフォードを支持する。
デラホーヤは20日のラジオ番組で、スペンスを「素晴らしく、シュガー・レイ・レナードのようになれる」と評価しながらも「しかし、私はクロフォードだ。クロフォードは確固とした強さがある。より多くのコンビネーション、より優れたフットワークを持っている。スペンスは大きいけれど、動きがロボットのようだ」と、技量や動きでクロフォードに分があり、判定勝利するだろうと語った。
しかしデラホーヤも「もしスペンスがクリーンヒットさせたら、ノックアウトさせるだろう」とスペンスの攻撃力に警告を送る。
一方、現役世代の強豪王者たちは、スペンスを支持した。
史上3人目の3階級同時王者となったガーボンタ・デービスは過去のSNS配信で、スペンスを”金属の盾”、クロフォードを”ガラスの盾”に例え、ディフェンス力でスペンスに分があると発言した。
さらに「どんなに(クロフォードが)走り回っても、スペンスの拳が一度でも触れたら、どんどんと遅くなっていくだろう。触れないということはありえない」と、スペンスの強打がクロフォードを捉えると予測してみせた。
また、今年4月にデービスとの”超ビッグマッチ”で対決した元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシアは今月20日Showtimeのインタビューで「スペンスが多大なプレッシャーをかけ、後半ラウンドでクロフォードを捉える」と前回一致の判定でスペンスが勝利すると予測した。
ガルシアはかつてスペンスとトレーニングをしたことがあり、その圧力の凄さを知っているのかもしれない。
レジェンドたちは経験に勝るクロフォードを支持し、現役世代はよりアグレッシブで攻撃的なスタイルのスペンスを支持した。
なお、当日(30日・日本時間)はWOWOWにて生中継、スペシャルゲストとして登場する村田諒太は「クロフォードがテクニックを使い、スペンスはプレッシャーをかけて倒しにいく」と試合展開を思い描きながら、こちらも変則タイプとしてならすクロフォードの判定勝ちを予想している。
世紀の対決は果たしてどのような結果になるのか。
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