【K-1】王者カリミアンが5kg増量で計量パス、大胆不敵なビッグマウス「誰一人として自分のレベルに至っていない」

2023/09/09（土）UP
（最終更新：2023/09/10 15:25）

　9月10日（日）神奈川・横浜アリーナで開催される『ReBOOT～K-1 ReBIRTH～』の前日計量&記者会見が、9日（土）都内にて13:00より行われた。

　注目の［K-1 30周年記念無差別級トーナメント］の初戦で対戦する、初代・第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン（イラン/SINA ARMY）は95.1kg、ISKA世界スーパーヘビー級王者ケリム・ジェマイ（ドイツ）は106.35kgの計量結果となった。

【フォト】カリミアンが5kg増量も仕上がり抜群の肉体、ケリムは106.35kg

　2mの長身を誇るカリミアンは、現クルーザー級（90kg）王者。普段の契約体重より、5kgほど重い体重だったが、かなり絞れた肉体だった。ケリムも体格面ではカリミアンと引けを取らない。18戦 18勝(7KO) 0敗と無敗戦績を誇るだけに、カリミアンにとっては簡単な相手ではないだろう。

　ところが、カリミアンは「史上初のヘビー級で2階級制覇を自分が成し遂げたい。7か月前に手術をして、毎日のようにトレーニングをしてきた。トーナメントにオファーが来なかったが、自分から『トーナメントに入れてくれ』とオファーをした。メンバーの名前を見て、誰一人として自分のレベルに至っていない。全く違うレベルの試合を見せて、自分が一番だということをお見せしたい」と大胆不敵なビッグマウスを炸裂させる。

　続けて「5年前、一夜で3試合勝ってチャンピオンになった。自分は本物のチャンピオンだと思っている。自分はSNSでのチャンピオンではなく、本物のチャンピオンとして皆さんの前で戦おうと思っている。7か月の苦労を全てぶつけて、このメンバーの中で本当に自分が一番で、レベルが違うということを証明したい」とコメント。ここまで口数の多いカリミアンは見たことがない。それほどの覚悟を感じさせた。

　対するケリムは、言葉は少なかったが「必ず私が優勝して、タイトルをドイツに持って帰りたいです。相手は色々と思うことはありますが、明日の試合で全てをお見せしたい」と語った。

　同トーナメントには、同郷のKrushクルーザー級王者マハムード・サッタリもエントリー。ファンの間では両者の対戦を期待する声も上がる。互いに初戦を勝ち抜けば、準決勝での一騎打ちが実現する。

　カリミアンのパフォーマンス次第では、一気にトーナメントが面白くなるだろう。カリミアンは宣言通り、圧倒的な実力差を見せてトーナメント制覇達成なるか。

▼第6試合　K-1 30周年記念無差別級トーナメント/3分3R・延長1R
シナ・カリミアン（イラン/SINA ARMY/初代・第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者）→95.1kg
vs
ケリム・ジェマイ（ドイツ/ISKA世界スーパーヘビー級王者）→106.35kg

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