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【XSTREAM1】所英男・笠原友希らが“1分間高速ミドル連打”、マーシャルアーツに新星登場

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2024/02/25(日)UP

■前田代表も驚くハイレベルな試合が続出!今度の展開から目が話せない!!

今大会のMVPは山下明涼真(左)

「XSTREAM 1」は年内にランキング上位4名による初代王座トーナメントを実施予定。その先に見据えるプロ化に向け、実力者たちが鎬を削り合う場として今大会もキッズから37歳以上が出場するジェントルマンファイトまで白熱した試合の連続。 今回大会MVPに輝いたのは若きホープ・山下明涼真(TSKJAPAN)。ランキングの査定試合でもあるAクラスに出場し、前田代表も「とにかく試合運びがうまかった」と大絶賛。間合いの取り方、切れ味ある攻撃力は今後の伸び代に注目する選手だ。

■マーシャルアーツルールで新星登場!剣道ベースの異色のキックボクサー

中国武術・拳道(ジークンドー)対剣道ベースのキックボクシング

 団体の枠を越え、さまざまな格闘技、武道が拳を交えるマーシャルアーツルールにも新展開が。一強を築くテコンドー勢を脅かす存在が登場した。剣道4段でキックボクシング歴わずか9か月の新谷竜輔(龍拳會青葉台支部)が、中国武術・截拳道(ジークンドー)の選手相手に圧勝。
 剣道らしく間合いを詰めて独特の縦拳を叩きこみ、瞬時にポイントを獲得していった。気力を掛け声として現す剣道ならではの掛け声が会場中に響き渡り、格闘技ファンも初めて見る光景に目を奪われた。

 マーシャルアーツルールにおいてスピードは勝敗を左右する重要なポイント。次回は蹴りのスピードが華やかなテコンドー対、拳の剣道という想像もつかない異種格闘技戦が実現しそうだ。

 一方、今大会もテコンドー勢の優勢は相変わらず。しかし、中には敗北する選手がいたり、前回圧倒的だったXSTREAM1マーシャルアーツの顔・三留空也が手こずるシーンも。三留は勝利をおさめたが「相手が強かった。もっと練習をして強くなります」と対戦相手からも研究されている危機を感じていた。

 プロレス対キックボクシングの試合は、ラグビーとプロレスという異色の経歴を持つ市川大河(龍拳會青葉台支部)が魅せ、プロレスならではのロープワーク、ドロップキックで終始攻勢に。しかしキックボクサーの杉浦よしひろ(チームドラゴンジム)も意地を見せドロー判定。盛り上がりをみせる異種格闘技戦に、前田プロデュー サーも新たな展開を計画中だ。

■65歳のレジェンド、リベンジならず。夜の部・ジェントルマンファイト

ジェントルマンファイトでも熱戦が繰り広げられた

 夜の部は、毎回大人気、35歳以上を対象としたジェントルマンファイト。入場曲&リングコール、そしてラウンドガールが華を添えるプ ロさながらの演出で試合が行われた。

 65歳キックボクシング界のレジェンド・元MAキックボクシング王者の飛鳥信也もリベンジをかけて再登場。還暦をきっかけにリングで戦いはじめ、勝利のため日々練習を積みチャレンジしたが、残念ながらTKO負け。それでも悔しそうにリングを後にする姿に、挑戦することの大切さを観客の心に刻んだ。ミドル世代の闘う勇姿に白熱した歓声が飛び交い、熱い大会の幕がおりた。

▶︎次ページは前田代表の大会総評

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