2024/02/25（日）UP
（最終更新：2024/03/04 14:06）

所英男がミドルキック連打チャレンジ

　2月18日（日）元キックボクシング王者・前田憲作氏プロデュースによる『XSTREAM 1（エクストリームワン）』の第4回アマチュア大会が、ゴールドジムサウス東京アネックスにて開催された。オリジナル競技「1分間高速ミドルキックチャレンジ」にはプロ選手である所英男（リバーサルジム武蔵小杉所プラス）、笠原友希（シーザージム）、そしてテコンドー全日本王者・三留空也（岡澤道場）が参戦。会場からも熱視線が集まった。

　所は「ミドルキックは試合でも出したことがない」というが、多くの方に「チャレンジする姿」を見せるため参戦を決めたそう。黄色い歓声の中、緊張の面持ちでスタート。開始20秒ですでに苦悶の表情を見せながらも歯を食いしばり果敢にミットに蹴り込んでいく。途中キックが止まってしまうシーンもあったが、会場の拍手に背中を押され1分間を全う、結果は70回となった。

SB王者・笠原友希も挑戦

　そして、笠原は一週間前の試合でハイキックで逆転KO勝利を収めたばかりだった。チャレンジ前から笠原が「歴代最高記録保持者・ RISE大﨑孔稀選手の記録を塗りかえる」とSNSで宣言すれば大﨑も応戦。参戦前から舌戦で盛り上がっていた。
　自信をのぞかせる笠原のミドルキックは、正確な蹴り位置とリズムをキープと好調な滑り出し。難局である後半戦になるとさすがの笠原も苦笑いを隠せなかったが、プロの意地を最後まで見せつけた。結果は最高記録114回に肉薄する110回。残念そうな笠原だったが、一週間前に試合を終えたばかりとあり「またぜひチャレンジしたい！」と力強い言葉を残した。

　三留も記録を狙うと宣言。練習で最高記録130回を叩き出したそうだが、本番は練習通り行かず本人も「緊張した」と僅差の111回にとどまった。悔しそうな表情で「次は必ず最高記録を出します」とリベンジに燃えた。

【1分間チャレンジを終えた各選手のコメント】

所英男：「練習のときは1分間もたなかったんですけど、途中止まってしまったものの1分間やれてびっくりしています。練習では50回も蹴れてなかったので、1分間蹴り続けられてめっちゃ嬉しいです。みなさんから応援してもらえて頑張ることができました。キックは苦手なのですが『チャレンジしたいな、チャレンジしなきゃな』って。自分みたいにキックができなくてもチャレンジすることが大事なんだと今日思うことができました」

笠原友希：「めちゃめちゃしんどいというか、後半足が動かなくなるので。自分的には感覚で120回は蹴れていたけれど最後の方は足が上がらなくて『こんなんなるんだ』って初めて思いました。昨日練習したときは104回だったのでそれを上回って嬉しい気持ちと、もうちょい完璧に仕上げれば（大﨑選手の記録超えが）いけたなって。言い訳みたいになっちゃうんですが、試合一週間後だったのでリベンジできるなら仕上げてチャレンジしたいなって思っています」

三留空也：「めっちゃ疲れるんですけど、やっぱりいけるなって思っています。次は絶対に超えられるなって思っています。またやりたいです。正直なことをいうと練習では130回いけたんです。でも緊張しちゃっていかなかったです。次は必ず超えます、絶対！」

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