2024/03/12（火）UP
（最終更新：2024/03/12 16:39）

神龍（左）、倉本（中）、中島（右）が韓国対抗戦に出場

　4月29日（月・祝）東京・有明アリーナで開催される『RIZIN.46』の追加カード発表会見が12日に都内で行われ、日韓戦の3試合が発表された。
　神龍誠（神龍ワールドジム）vsイ・ジョンヒョン（韓国）、中島太一（ロータス世田谷）vsキム・スーチョル（韓国）、倉本一真（リバーサルジム新宿MeWe）vsヤン・ジヨン（韓国）の3試合となる。
　中でも神龍の相手・ジョンヒョンは、神龍に「性格が悪い、マザコン、ファザコン」と言いたい放題、神龍も「ぶっ飛ばす」と火が付いたようだ。

【動画・フォト】ジョンヒョンがハイキック一撃KO！ジヨンが“8秒”KO勝利！／会見の様子

神龍とジョンヒョン

　フライ級戦（5分3R）で戦う神龍は、現DEEPフライ級王者で、18年の敗北以降は10連勝をマーク。しかし昨年大晦日、堀口恭司とのRIZINフライ級王座決定戦で一本負けした。

　相手のジョンヒョンは9勝1敗で、“天才”を自称する新鋭ストライカー。ラッパー兼ファイターとしても知られる。ROAD FCでデビューから8連勝を飾るも、昨年の『ROAD TO UFC』1回戦で初黒星を喫した。12月に1R KO勝利で再起する。
　22年、山本聖悟にKO勝利すると「僕は格闘の天才。同じ天才である那須川天心とRIZINで戦いたい」と宣戦布告していた。

煽り散らかすジョンヒョン

　ジョンヒョンは会見を欠席し、メッセージで「神龍選手はすごく強いしリスペクトもしている」と前置き。
　しかし「神龍選手は、性格が悪いという噂を耳にしていました。そしてマザコンかつファザコンでもあるようですね。練習をする時も両親を呼んでいるとか。僕が試合で、年相応の行動が出来るよう教育してあげます。打撃は明らかに僕が上回っているので、顔面をサッカーボールキックやヒジでボコボコにしてあげますよ。僕が勝つので先に謝っておきます、すみません」と言いたい放題だ。

　これを聞いた神龍は苦笑し「ボコボコにします。やる気が上がりました。ぶっ飛ばそうと思います」と火がついたようだ。
　そして若干イラついた様子で「マザコンでもファザコンでもないですが、親とは仲が良いです」と訂正しつつ「レベルの差が違うよ。打撃も寝技も全部出来るという所を見せる」と、ジョンヒョンの得意な打撃でも打ち合うと宣言した。

中島は強豪スーチョルと対決

　またバンタム級戦（5分3R）の中島は、22年のRIZIN初参戦ではヴガール・ケラモフに一本負け。しかし昨年4月にはパンクラスバンタム級王座を獲得、9月のRIZINでは元修斗王者・岡田遼に完勝し波に乗る。

　相手のスーチョルは元ONEバンタム級世界王者で、ROAD FC二階級王者の肩書を持つ韓国のトップファイター。22年9月には扇久保博正の顔面を骨折させ判定勝利。同年大晦日には、フアン・アーチュレッタと1-2接戦の末に判定負けした。

　スーチョルはメッセージで「私の全てを中島選手にぶつける、あなたも全てを懸けて挑んできてください」と激闘を示唆。

　中島は会見で「勝つ自信しかありません。相手はオールラウンダーで最後まで頑張れる印象ですが、僕はそれ以上」と全ての面で上回ると意気込んだ。

倉本は”朝倉海の幻の相手”ジヨンと対戦

　もう一つのバンタム級戦（5分3R）の倉本は、レスリング全日本のグレコローマンで3連覇を達成したレスラー。RIZINでは元谷友貴、太田忍と2連敗を喫しており、白星が欲しい所だ。
　対するジヨンは22年7月の沖縄大会で朝倉海との対戦が予定されていたが、海の負傷で代役の昇侍と対戦し一本勝ち。同年11月にも勝利しRIZIN2連勝。現在ROAD FCでも3連勝し、昨年12月には強打で8秒KO勝利している。

　ジヨンはメッセージで「必ず1Rでフィニッシュします」と宣言。対する倉本は「1年ぶりの試合、勝つのは当然。打撃が上手なのはわかっているが、負ける気はしない」と自信を見せた。

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