2024/03/15（金）UP
（最終更新：2024/03/15 11:45）

タイソンが最新のミット打ちを披露した（2004年ごろ＝Naoki Fukuda)

　元プロボクシング世界ヘビー級王者マイク・タイソン（57=米国）が14日、インスタグラムに高速ミット打ち連打の動画が公開された。タイソンは7月20日（土・現地時間）米国テキサス州にて行う人気YouTuberでプロボクサーのジェイク・ポール（27=米国）戦に向け、かつての動きを戻してきており、多くの期待の声が並んだ。
　人間離れした全盛期に比べてしまうと、その差は否めないが、これから4ヶ月あまり、どこまで全盛期に近づけることができるか。

【動画】最新のタイソンのミット打ち！全盛期への第一歩

　タイソンは数日前にあるサイトで公開された動きよりも進化。キレのあるパンチと左右に体を振る動きも早くなっている。ファンから驚きの声があふれたが、コンビネーションと激しいパンチ連打、相手に的を絞らせない上体を左右に振る動作は、現役時を彷彿させる。しかし、全盛期のタイソンを見続けていたからか、ジェイクのパンチをかわすにはもっと早さが必要と思えてしまう。

　これを見たファンからは「筋肉の記憶が蘇り始めた」「ジェイクはステロイドを打っても勝てない」などタイソンを称える声が多かったが「ルール次第」「5Rはやらないほうがいい」「全盛期には届かない」などの意見もあった。

　コメントにあったようにルールは未発表だ。その内容次第でタイソンの勝利もあるかもしれない。また、全盛期、超人的な体とその動きを持っていたタイソンだ。57歳になって体のパフォーマンスは半分になっても、ここまで動けるだろう。
　しかし問題は相手の動きに対する反応だ。歳をとるにつれ反応が遅くなるが、ボクシングの0.数秒の反応の世界でタイソンは被弾せずに済むか。

　これからスパーリングパートナーも呼び身体を戻していくだろう。どこまで復活するかに注目したい。

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