【K-1】宇佐美秀メイソン、2連続KO勝ちに「もっと上を目指す」、新女王SAHO「ベルトの価値を高める」=一夜明け会見
3月20日(水・祝)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催された『K-1 WORLD MAX 2024』の一夜明け会見が都内会場にて行われ、[K-1ウェルター級]で白須康仁(PROTAGONIST)をKOした宇佐美秀メイソン(Battle Box)、[K-1 WORLD GP女子フライ級タイトルマッチ]でアントニア・プリフティ(ギリシャ)を判定で下し、新女王となったSAHO(日本/闘神塾)が登壇した。
宇佐美は、魔裟斗が注目する一押しファイター。今大会はK-1参戦2回目にして、ベテランの白須康仁と対戦も、左ストレートでダウンを奪い、最後はパンチをまとめてKO勝利をものにした。圧巻のKO勝ちに期待は高まるばかりだ。
一夜明け会見では傷一つない綺麗な顔で宇佐美が登壇すると「気持ちの強さが伝わってきましたが、リスペクトを持って潰しに行けてよかった」と満足そうな表情を見せた。
K-1ルールに「アジャストできてきた」といい、「目指しているのは上、チャンピオンです」とさらに上を見ているようだ。
昨日の大会で印象に残った試合は、幼馴染の中島怜と和島大海の試合だと明かした宇佐美は「怜はボクサーだったので、まだK-1ルールにアジャストできていないと感じました。和島選手は倒れているところしか見ていないので、よく分かりませんでした。でも、日本人全滅は悔しいです」と70kgのMAX世界トーナメントで日本人がいなくなったことを残念に思ったようだ。
同トーナメントはワイルドカードが残されているが、「出ないです。まだこの階級で試合したい」とウェルター級(-67.5kg)で経験を積みたいという。記者から野杁正明に挑戦したい気持ちがあるかと聞かれると宇佐美は「え?日本語が分からない(笑)」と2回ほどスルーした後、「強い選手なので、まあいつかどこかで倒したい。倒して、自分が最強を証明できるかなと思います」とコメントした。
またSAHOは、K-1のベルトを肩にかけて登場し、「やっとベルトを巻けたのは胸がいっぱいでした。アントニア選手は、戦ってみて気持ちが強かったです。アントニア選手は3カ月で防衛戦が行われたので、私だったら絶対にベルトを渡したくないと思ったはずです」と相手の気持ちの強さの理由を振り返った。
ファンが見たいのは、KANAとの試合になると思うが本人は「自分はチャンピオンなので、いろんな選手が挑戦してくると思う。誰とやりたいとかはなく、組まれたら誰でもやるつもりでいます」と断る理由はないという。
今回のアントニア戦は、冷静に戦略を立てて実行しているように見えたが、SAHOは「いつも倒そうと思い過ぎて硬くなっていたので、今回はリラックスして余計なことを考えず集中するように心がけていました」と明かし、今回の戴冠へつながったようだ。
最後にSAHOは「K-1のベルトを獲って、今からが本番やと思っています。ベルトの価値を高めていきたい」と意気込みを語った。
宇佐美とSAHOの今後の活躍に、ますます期待がかかる。
▶次ページは、【フォト】宇佐美のパンチ炸裂、SAHOの左が顔面直撃!
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