井上尚弥、”31歳”誕生日も絶好調!ネリ戦へ「どのパンチでも倒せるように」サンドバッグに食い込ます
4月10日、31歳の誕生日を迎えたプロボクシング、スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)が横浜市の所属ジムで公開練習を行なった。
井上は5月6日の東京ドームでの防衛戦、ルイス・ネリ戦へ、シャドウ3分2セット、サンドバッグ3分2セットをこなした。サンドバッグでは時折、大きくタメを作った強烈なフック、ボディブローを連打し、サンドバッグに食い込ませた。
【フォト】井上の強烈パンチ!サンドバッグに食い込む瞬間とよく似たKOシーン
井上は公開練習の会見で31歳を迎えたことについて「変わらずですね。まあ年は関係なくパフォーマンスは成長していると思っています。いいキャリアの積み方ができてるなと」と経験が積まれさらに成長しているという。
対戦相手のネリについて、大橋会長は「ネリ選手は相手を倒しに行くボクシング。距離をとってポイントを取りにいくボクシングではなく、今までタイトル戦の中でドネア以外いないと思うので、パンチもあるし本当に危険な相手だと思います」と警戒も「トレーニングもメキシコでなくアメリカでやっています。危険な相手であることは間違いない。こちらも調子がいいので楽しみですね」とネリの強さに期待した。
井上は「何ラウンドかまでは今は分からないですが、どのパンチでも倒せるようにしてますし、残り1か月弱、もっと精度をそうなるべく仕上げていきたいと思います」とKOを狙うとし、ネリが21年5月に喫した初黒星、ボディでのKO負けは「みんなネリがボディが弱いと言うが、あのタイミングで入れば誰でも倒れる。自分としてはそこまでボディに関して意識してない」とした。
今日のシャドウでは、鏡を見ながらフォームを確認するように単発から連打までをこなし、さらにサンドバッグ打ちでは間合いを計算しながら、ジャブ、上半身を振って強烈な右ストレート、大きくタメを作ったフックの連打は迫力満点だった。
現在スパーリングもこの試合に向けこれまで80ラウンドから100ラウンドの間ぐらいという井上。ラスト1ヶ月、調整期間に入るが「ここからは体調管理と、感覚のズレを少しでも無くして仕上げていくことです。ここからだと減量も入っていくので、本当に感覚をしっかりと掴めることが大事だと思います」と語った。
誕生日会をやるのかとの問いに「それどころではない」と笑う井上。東京ドーム戦へどこまで仕上げるか期待される。
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