井上尚弥、1Rの“プロ初ダウン”に「サプライズいかがでしょうか」ダウン時の心境も明かす

2024/05/06（月）UP
（最終更新：2024/05/08 08:00）

　5月6日（月・祝）に開催された『Live Boxing 8』（東京ドーム）で、世界スーパーバンタム級4団体王者・井上尚弥（31=大橋）が、挑戦者ルイス・ネリ（29＝メキシコ）を6回右ストレートでKO勝利。1回には井上がプロ初のダウンも喫したが、見事KOで沈めて見せた。
　井上はマイクで「1R目のサプライズ、たまにはいかがでしょうか」とおどけてみせ、ダウンした瞬間の心情も明かした。

【フォト】井上が1R、“まさか”のダウン喫する瞬間、ネリを粉砕KOした連続写真

　試合は1Rに井上がネリの左カウンターで、まさかの初ダウンを奪われるも、2Rには井上が左でダウンを奪い返す。
　さらに4R、左でダウンを奪うと、最後は6R、右一閃でネリを撃墜KO勝利した。

　井上はマイクで「倒した瞬間は最高の気分ですけど、1R目のサプライズ、たまにはいかがでしょうか」と笑顔。

　プロ初のダウンを奪われた瞬間については「ボクサーということで、そういうシーンを自分自身燃え上がる所があるので、非常にハイテンションで試合をしてました」とダウンをきっかけに熱くなったと言う。

　さらに「ダウンした瞬間にも落ち着いて対処できたと思うので、普段のイメトレが出たと思います」とダウンも想定していたと言う。

　勝利後はネリと握手したが「6年前に日本での因縁があったのは、自分も会場で観戦していましたが。東京ドームの戦いは井上尚弥vsルイス・ネリということで集中して心掛けてきました。なので勝った瞬間はネリに感謝と言う気持ちで（握手を）求めに生きました」と感謝の気持ちがあったと語る。

　さらに、WBO、IBFの同級1位サム・グッドマン（オーストラリア）がリングに登場し、井上に並ぶ。
　井上は「次戦9月頃、隣にいるサム・グッドマンと交渉を進めていきたいです」と9月に王座戦をすると宣言する。

　グッドマンも「自分もベルトが欲しくてここまで戦ってきました。絶対やりましょう」と意気込んだ。

　以前のオーストラリア報道では、グッドマンとは12月にオーストラリアで戦う交渉をしているとあったが、9月に早まり、場所も変わるのか。進展を待ちたい。

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