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“ネリを倒した男”フィゲロアがまたもボディKO勝利!計量失敗のマグダレノは立ち上がれず

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2024/05/05(日)UP

フィゲロア(左)がKO勝利(@premierboxingより)

 5月4日(日本時間5日)開催されたプロボクシング[WBC世界フェザー級暫定タイトルマッチ](米ラスベガス)では、同級暫定王者ブランドン・フィゲロア(アメリカ)が、挑戦者ヘスス・マグダレノ(アメリカ)に9R 2分59秒 KO勝利。21年にルイス・ネリを倒した左ボディでKO勝利した。

【動画】KOの瞬間!うずくまり立ち上がれないマグダレノ

 マグダレノは前日の計量で約1.2kg(2.6ポンド)オーバー。マグダレノが勝利した場合、タイトルは得られない。

 身長173cmのフィゲロアと、163cmのマグダレノとは10cmの差がある。

 試合は、フィゲロアは序盤から構えを左、右と頻繁にスイッチしてはカウンターを狙う。1R終盤、マグダレノが右フックでステップインするも、バッティングし、マグダレノの左まぶたが切れる。

 マグダレノはステップし、連打のヒットアンドアウェイ。フィゲロアは強引に入るも、マグダレノは右フックのカウンターを入れてゆく。

 4R、フィゲロアが飛び掛かるように接近戦で乱打。マグダレノも左アッパーをねじこむも、フィゲロアの上下フックは止まらない。
 しかしフィゲロアの右フックがローブローに。時間を長くとるマグダレノに、場内からはブーイング。

 5R以降は、フィゲロアはサウスポーで強引にマグダレノをロープに詰め、フック連打をヒットし続ける。左ボディが入ったか、マグダレノが止まる場面も。

 そして9R、ロープ際の競り合いで、ゴング直前にフィゲロアのパワフルな左ボディがヒット!マグダレノはゴングと同時にうずくまるも立てない。

 フィゲロアが見事なKO勝利を果たした。

 フィゲロアはWBA世界スーパーバンタム級王者だった21年5月、WBC同級王者のルイス・ネリと統一戦で戦い、7Rに左ボディでKO勝ち、WBA・WBC世界統一王者となった。
 同年11月にスティーブン・フルトンに敗れて陥落も、昨年3月、現王座を獲得し2階級制覇を達成。今回は1年2ヶ月ぶりの試合で初防衛となった。

 マグダレノ(32=米国)は16年にノニト・ドネアに勝利し、WBO世界スーパーバンタム級王座を獲得している。
 昨年4月に現WBA世界フェザー級王者レイモンド・フォードに判定負けして以来の試合だった。

▶︎次ページは【動画】KOの瞬間!うずくまり立ち上がれないマグダレノ

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